ワールドカップ2018準決勝2試合目はクロアチアvsイングランド。もう一方のフランスvsベルギーが事実上の決勝戦か!?などと言われていますが、この両者も欧州トップリーグでプレーするタレント勢揃い。好カード必至で見逃せません。
クロアチアは1998年フランス大会の準決勝で破れ、順位決定戦でオランダを下して3位に就いたのが大会ベスト。それ以外は2002、2006、2014年に出場していずれもグループステージで敗退しているので、今回の試合が記録更新と初制覇をかけて最も重要な試合となります。一方のイングランドは1990年のイタリア大会で4位、その前に1966年の自国開催大会で優勝しています。28年ぶりの4強入り、そして52年ぶりの優勝へ。近年は自国サポーターからも「どうせ決勝トーナメント初戦か準々決勝で負けるだろう(当サイト運営チームの一人である英国人談)」なんて期待薄だっただけに、その反動で凄まじい盛り上がりとなっているようです(笑)
決勝進出を果たすのはどちらのチームか!?このページでは、試合の基本情報、両チームのメンバー、過去の対戦成績、そしてブックメーカーが発表した各種オッズなどを掲載しています。試合観戦を一層おもしろく、そして賭ける際の参考にお役立てください!
WC2018準決勝.2 クロアチアvsイングランド
FIFA 2018 World Cup in Russia Semi Finals
クロアチア(20) vs イングランド(12)
キックオフ:2018年7月11日(水)21:00 (日本時間は翌日3:00)
スタジアム:ルジニキ・スタジアム
()の数字はFIFAランキング
開幕戦があり、そして今週末に決勝が行われるルジニキ・スタジアムが舞台。この試合の10日前にはここで地元ロシアがスペインを破る大番狂わせがありました。そのホスト国を大会から退けたクロアチアとイングランドのマッチアップ。地元サポーターはどちらを応援するでしょう!?
クロアチア・イングランド代表メンバー
両国メンバーは上記のとおり。欧州サッカーファンなら必ず目にしているであろう名前ばかりが並んでいます。クロアチアはGKのリヴァコヴィッチとMFのブラダリッチ以外は全員国外リーグでプレーしています。主将のモドリッチは世界屈指の中盤。レアルで共にプレーするコヴァチッチもメンバーの1人。ラキティッチ、マンジュキッチ、ロヴレン、バデリらベテラン勢が名を連ねています。ペリシッチはドルトムントで香川と、インテルでは長友と仲良しだったのも有名ですね。
イングランドは全員が自国プレミアリーグでプレーする選手。トッテナムから5人、ダニー・ローズ、キーラン・トリッピアー、エリック・ダイアー、デレ・アリ、そして現在得点王のハリー・ケイン。ユナイテッドとシティからそれぞれ4人ずつ、リヴァプールから2人、レスターからマグワイアとヴァーディーの2人。
クロアチアのロヴレンとイングランドのアーノルドはリヴァプールの守備を担う同僚です。先日のチャンピオンズリーグ決勝でも共にフル出場していました。また、モドリッチがトッテナムに所属していたころケインは10代のデビューしたて。この先輩・後輩対決も見所の一つとなるのではないでしょうか。
クロアチアとイングランドの過去の対戦成績(全試合)
2009/09/09 | W杯南ア予選 | イングランド 5 - 1 クロアチア |
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2008/09/10 | W杯南ア予選 | クロアチア 1 - 4 イングランド |
2007/11/21 | EURO予選 | イングランド 2 - 3 クロアチア |
2006/10/11 | EURO予選 | クロアチア 2 - 0 イングランド |
2004/06/21 | EUROギリシャ | クロアチア 2 - 4 イングランド |
2003/08/20 | 親善試合 | イングランド 3 - 1 クロアチア |
1996/04/24 | 親善試合 | イングランド 0 - 0 クロアチア |
クロアチアとイングランドは過去に7度の対戦経験があります。結果はイングランド4勝、クロアチア2勝、引き分け1回。直前回は9年前のワールドカップ南アフリカ予選。ホーム・アウェイ共にイングランドが大勝しています。モドリッチ、マンジュキッチ、ラキティッチらはこの当時からメンバーだったので、リベンジに燃えていることでしょう。
両チームの今大会のここまでの結果
グループステージ 決勝トーナメント初戦 準々決勝 |
グループステージ 決勝トーナメント初戦 準々決勝 |
両者のあゆみはこのとおり。クロアチアはグループステージ三連勝、決勝トーナメント初戦ではデンマークと対戦し、開始からわずか5分で1-1になるも、そこからピタッとスコアが動かずPK戦へ。準々決勝では地元ロシアと対戦し、前半31分にチェリシェフに決められて先制され、8分後にクラマリッチが同点弾。後半はスコアが動かず延長へ進み、延長前半10分にビダが決めてこれで決着かと思われた5分後にフェルナンデスの同点弾。そして2-2のまま2試合連続のPK戦へ突入して勝ち上がってきました。2試合連続120分+PKの疲労はいかがなものか、イングランドに比べて休養日も1日少なく、主力メンバーが30歳前後であるため体力面での懸念はありそうです。
イングランドはチュニジア、パナマ、ベルギーと同じグループでした。チュニジア戦2ゴール、パナマ戦ハットトリックでゴールを稼いだケイン。コロンビア戦のPKで1点積んで現在6ゴール。クロアチア戦でのさらなる得点に期待がかかります。準々決勝ではスウェーデンの堅守をこじ開けて2点挙げ、さらにピックフォードの好セーブもあってクリーンシート達成。ここまでのスコアの大半はCKやFKそしてPKも含むセットプレーからというのが気になりますが、見方を変えれば得意の形でしっかり点を決めてきたということ。対戦相手に恵まれていたと言えば身も蓋もありませんが、勢いは十分。28年ぶりの4強入りに国内は非常に盛り上がっており、It's coming home(フットボールが我が家に帰ってくる)という応援歌がそこらじゅうで歌われています。
これがその歌。
そして、まだ準決勝に勝ってさえいないのに、「イングランドが優勝した」前提でこのような動画を作ってしまうイギリス人のノリがさすが。制作はBBC(国営放送)です。本当にそれは我が家に帰ってくるでしょうか!?
クロアチアvsイングランドに対するブックメーカーの勝敗予想オッズ
では、ブックメーカーの勝敗予想オッズを見てみましょう。
(ウィリアムヒルの7/9時点のオッズ)
ウィリアムヒル社が発表している90分間の予想オッズでは、クロアチアが3.40倍、ドローが3倍、イングランドが2.3倍。延長+PK戦の結果を含む突破予想はクロアチア2.25倍、イングランド1.61倍となっています。過去の対戦実績、直前回の結果、日程的なアドバンテージ、そして何よりファンによる賭けの偏りの影響もあってイングランドの方がフェイバリット扱い。
スコアの予想では1-1のドローとイングランドの1-0が最低倍率の5.8倍となっています。
両チームの成績やスタイル的な部分を考慮すると両チーム共に1点以上はゴールを決めそうな気もしますが、ブックメーカーの両チーム予想オッズでは"はい"の方が見込み薄の2.10倍、"いいえ"の方が可能性が高い1.67倍。
増強オッズ(倍率が通常より高めに設定された美味しい賭け)の一覧では、「ケインのゴール+イングランドの勝利3.5倍」「マンジュキッチのゴール+クロアチアの勝利7倍」などユニークな賭け方が並んでいます。当然ながらケインはマークが厳しいと思われるので、それ以外の選手のゴール予想の方が狙い目かもしれません。
個人的には、未だノーゴールのスターリングの3.6倍をピック。さらに両チーム共にスコアするの"はい"2.1倍、そしてクロアチア2-1の12倍とイングランド2-1の10倍の両方。12倍と10倍なら回収率は500%を超えます。100ドルずつでもどちらか的中すれば約5倍。(コレクトスコアに賭けるときは、マイナスにならない範囲で複数のオッズを選ぶのがポイントです。例えば10倍オッズを3つなら、同じ額ずつ賭けても3倍以上になります。回収率の計算は当サイト上のスポーツベッティング計算機でできるので、ご興味があればご活用ください)
ウィリアムヒル社の詳細と参加方法
ここで挙げたオッズの他にも100種以上の多彩な賭け方あり。
皆様の予想的中をお祈りしております!!