世界中のサッカー情報が知りたい
インターネット上にはサッカーに関するデータをまとめたサイトがいくつもありますが、わざわざネットサーフィンして探さなくても実はブックメーカーのサイトでも十分な情報がチェック可能です。
そのデータ収集に使えるブック(日本語対応でデータを調べやすい)の1つが10bet Japan。ここはSportradar社(スポートレーダー)という世界的に知名度の高いスポーツ情報プロバイダー企業と提携しており、サッカーに限らずテニスでも野球でもバスケでも30種類近いスポーツの膨大なスタッツ情報をタダで閲覧できます。
そこで、当ページではデータを活用するにあたってのガイドとして
「どんな大会・リーグが対象か」
「どんな情報が得られるのか」
を全部まとめました。
今後の日程や試合結果、順位表、選手ごとの成績、移籍の記録などなど単純にサッカーのデータをお探しの方、そしてブックメーカーでサッカーに賭けていて勝率を高めるために情報源をお探しの方、どちらにも役立つこと間違いなし。活用のワンポイントもご紹介しているので、参考にお役立てください!
サッカーデータの確認方法
まず、データが10betのサイト内のどこにあるのかをご説明します。
PCでは、サイトのスポーツのページで、左端のメニューの下の方にある「統計」をクリックしてください。
クリックすると、このような灰色のページが開き、スポーツがずらりと並んでいます。
ここでサッカーをクリックしてください。
すると、国の一覧が表示れます。ここで目当ての国やカテゴリをクリック。今回はイングランドを。
プレミアリーグ、チャンピオンシップ、リーグ1(3部)、2(4部)、ナショナルリーグ(5部)、FAカップ、コミュニティシールド、リーグ杯など対象が並んでいます。(*6部以下は、国一覧にイングランド・アマチュアという別のページが用意されています)
ここでリーグ・大会をクリック。
リーグごとのページへ入ると、最新シーズンの順位表や各種データとご対面です。
ここから、実にさまざまな情報をチェックすることができます。
データを確認できるサッカーのリーグ・大会など
さて、その具体的な情報をみていく前に、対象国や大会を抽出してみました。
クラブ国際や代表戦のリストはページに記載された原文のまま載せているので、普段の呼称と若干違うところがあるかもしれません。とにかく、世界中のサッカー情報がチェックできることはイメージいただけたかと思います。
実際に得られるサッカー情報・統計データ
では、いよいよ閲覧できるデータの詳細をみていきましょう。
とにかく大量すぎるため、軽く画像を交えつつも項目をリストアップして載せています。(今回はプレミアリーグを例に挙げました)
リーグのページを開いた際に、上にメニューがあります。この意味は以下。
- 概説(Overview)…リーグ順位や全体の統計情報
- 接戦(Head to Head)…次の対戦カードの詳細
- 期日の確定した大会(Fixutures)…日程表。終了済みの試合と今後の対戦情報
- 対戦表(Tables)…全チーム全試合結果の統計データ情報
- チーム(Teams)…チームごとの情報
- アーカイブ(Archives)…過去シーズン情報
- 審判(Referees)…審判ごとの情報
- 会場(Stadiums)…スタジアムごとの情報
日本語訳が若干おかしいので、英語版の記載も併記しました。
最初は概説のページが表示されます。今後の予定は「期日の確定した大会」でチェックできますし、去年までの結果は「アーカイブ」で閲覧できます。審判のデータもかなりマニアックでおもしろいです。
【概説】リーグ全体について
チェックできる情報
- 順位表(勝ち点/勝分負数/得失点)
- ホーム戦のみの順位
- アウェイ戦のみの順位
- ホーム勝率/ドロー率/アウェイ勝率
- 1試合平均得点(総合/ホーム/アウェイ)
- 1試合平均得点数ランキング
- 1試合平均失点数ランキング
- 直近の試合結果
- 今後の予定
- チームごとの得点数/失点数/先制点/最後の得点
- チームごとのカード枚数
- チームごとの得点時間帯と全チーム平均
- ゴールスコアラー(得点王)ランキング
- アシストランキング
- カードランキング
- チームごとのゴールOver/Under率詳細(全試合/ホーム試合/アウェイ試合と、フルタイム/前半/後半で分類可。基準値も0.5~5.5まで変更可能)
リーグ全体情報のページから相当な情報量。
個人的には、チームごとのゴールOver/Under率はよく参考にしています。
【接戦】次の試合の勝敗
チェックできる情報
- 試合概要(節、対戦チーム、キックオフ時刻、スタジアム、審判)
- 結果の見込み(オッズに基づく擬似確率)
- フォーム表(直近の成績:全試合/ホーム/アウェイ別)
- 過去の直接対戦に関するデータ(勝敗数、ゴール数、前後半結果)
- 連続記録(連勝、連続失点など直近の傾向)
- 最近の直接対戦の結果(いつ、何点だったか)*試合をクリックすると詳細スタッツも表示
- 最近の試合結果とオッズ
- 両チームの今後の試合予定
- 両チームのリーグ順位、リーグ成績
- 両チームのリーグ順位変動
- 両チームの選手の統計(出場数、ゴール、アシスト、カード、怪我/出場停止)
- 両チームのゴール統計(1試合平均、オーバーアンダー、前半・後半ゴール)
- 両チームの得点・失点率
- 両チームのゴール時間帯
- 両チームのカード枚数(1試合平均カード枚数、他)
- 今回の試合の審判情報(試合数、イエローカード・レッドカード提示数、PK数などの統計)
終了済みの試合と今後の予定
チェックできる情報
- 各節ごとの全対戦カード、結果、勝敗予想オッズ
- 前半の結果、後半の結果
【対戦表】全チームの試合結果に基づく統計
チェックできる情報
- 全試合・ホーム・アウェイ・フルタイム・前半のみ・後半のみの結果を抽出できるリーグ順位表
- フォーム表(全試合・ホーム・アウェイ戦別、および2、4、6、8、10試合ごとで抽出できる結果表)
- 各チームごとの対戦結果マトリックス表
チーム
チェックできる情報
- 監督、ホームスタジアム
- 直近の成績、次の対戦の難度
- リーグ順位表(全試合、ホーム、アウェイ別)
- 最近の試合結果とオッズ
- 今後の試合予定
- 現在のチーム(所属選手)の情報(生年月日、出場回数、出場時間、ゴール、アシスト、カード)
- 最近の試合でのスタメン、フォーメーション、平均年齢
- 選手のランキング(出場数、ゴール、先制点、最後の得点、アシスト、カード数、負傷)
- 開幕節から直近までのリーグ順位変動グラフ
審判
チェックできる情報
- レッドカード、イエローカード、PK提示が遅いか速いかの特徴
- 直近の審判出場した試合
- 審判出場した試合のホーム・ドロー・アウェイ結果の割合
- 審判出場した試合数
- 提示したカード総数
- 提示したイエローカード総枚数と1試合平均
- 提示したレッドカード総枚数と1試合平均
- PK判定した総数と1試合平均
- 前半・後半でのカード枚数
- ホーム・アウェイごとのカード枚数
- 審判した試合で連勝が続いているチーム
- 審判した試合で連敗が続いているチーム
- これまでにもっともカードを出した選手、チーム
- これまでにもっともカードが少なかった試合
スタジアム
チェックできる情報
- 所在地、建設年、大きさ、収容人数、ホームチーム
- 最近行われた試合と結果
- 今後行われる試合
- 今季の前半のゴール数、後半のゴール数
- 今季のゴールが決まった時間帯
- 今季の最多スコアラー
- 今季の最多動員数
- 今季のカード総数
- 今季のゴール総数
- 今季のコーナーキック総数
- ホームチーム得点数、アウェイチーム得点数
- 平均コーナーキック数(ホームチーム、アウェイチーム別)
選手
チェックできる情報
- 所属チームでの成績(国の代表メンバーであれば、その成績も)
- 選手情報(名前、生年月日、身長、体重、利き足)
- ポジション
- チームでのゴール、アシスト、スタメン回数、出場時間
- イエロー/レッドカード枚数
- 出場した試合でのパフォーマンス詳細
- 移籍情報(過去の所属チームといつ移籍したか)
過去のシーズン(アーカイブ)
チェックできる情報
- 過去のシーズンごとの、ここまで解説してきた情報
データを活用してサッカーに賭ける際のポイント
いかがでしょうか?各ページごとにどのような情報がチェックできるのかをザッと並べてきました。
文字だらけで読むのが大変だったかと思いますが、とにかく大量のデータを調べられるということはイメージできたのではないでしょうか。百聞は一見にしかずですから、まず一度実際にご覧ください。データがお好きな方は見ているだけでワクワクすると思います。ブックメーカーで賭けたことはないけれど、サッカーが好きだという人も同じく。
では、この膨大なデータをどう使えば良いのか?
試合日程や結果のチェックに使ったり、話のネタ・ウンチクを増やすための情報源としても十分ですが、やはり賭けるための参考にしてこそのもの。
その際に一番の基本となるのは、継続して確認することです。当たり前なのですが、やっぱりこれが大事。
データは一部分を切り取って眺めても、あまり意味がありません。それは単なる結果、いわば点のようなものですから。一定期間の幅を持たせて読むことでデータが線となり、流れや傾向がみえてきます。
また、期間を変えて比較することも大切。直近の数試合、今シーズン全体、過去のシーズンと比べることによって変化にも気づきやすくなります。
例えば、ドイツ・ブンデスリーガのシーズン通した全試合のホーム勝率 / ドロー率 / アウェイ勝率をみてみると、2019-20シーズンはホーム39.94%、ドロー22.73%、アウェイ37.34%でした。
これだけをみると「こんなものか」という結果にしか思えませんが、過去5シーズンを振り返ってみると
Home / Draw / Away
19-20 39.94% / 22.73% / 37.34%
18-19 44.81% / 24.35% / 30.84%
17-18 45.45% / 26.95% / 27.60%
16-17 49.03% / 24.03% / 26.95%
15-16 43.83% / 23.38% / 32.79%
19-20シーズンはアウェイの勝率が著しく上がっていることが分かります。
このシーズンは新型コロナによって25節でリーグが一時中断し、2ヶ月後から残り全試合が無観客で開催されました。このような数値となったのは、サポーター不在でホームの優位性が薄れたためと考えられます。実際、再開後の26節以降の試合(81試合)だけでみると、ホーム25勝(30.86%)、ドロー21回(25.92%)、アウェイ35勝(43.20%)と完全に通常と逆転していました。
なお、ちょうどこのときスポーツベットアイオーでは『ブンデスリーガに賭けて10連勝すると追加賞金13万円』というイベントが開催されており、このアウェイ優位という特徴的な傾向によって狙いやすかったのか、多くのプレイヤーが10連勝を達成して追加賞金を得ていました。
こうした統計は賭けの参考にもなりますし、データとしても純粋に興味深いですよね。
また、チームや選手ごとのパフォーマンスデータは、さらにおもしろいヒントが見つかることもあります。
こちらは2020年1月にポルトガルのスポルティングCPからマンチェスター・ユナイテッドに移籍してきたブルーノ・フェルナンデスのプレミアリーグの出場試合ごとの記録です。
37節時点でスタメン13試合すべて無敗、7ゴール8アシストの大活躍をみせています。加入から半年ながらもはやユナイテッドの絶対的存在となっており、今後も彼のパフォーマンスがチームに大きく影響を与えるでしょう。ユナイテッドの試合に賭けるなら、しばらくはBフェルナンデスの出場、怪我などのコンディション不良の有無は予想を立てるうえで重要になるかと思います。
データをチェックし、リーグは直近3試合ゴールがない(37節の直前に行われたFA杯の試合では決めている)ことから、2019/20最終節レスターとの試合は彼のゴール予想オッズ3.2倍に少額でベットしました。試合中は本人の惜しいシーンもありましたが、71分にマルシャルがエリア内で倒されて獲得したPKを沈めてゴール。賭けは無事的中です。(そして試合も2-0でユナイテッドが勝ち、リーグ戦スタメン無敗記録は継続)
これらはほんの一例です。データ考察の切り口は無限大。
まとめ:統計データを使うとベットの質が高まるし、もっとおもしろくなる
10bet Japanに併設してあるこのSportradarの統計資料。一言で、サッカーデータ好きにはたまらないコンテンツです。強いてマイナスを挙げると、ところどころ背景のグレーと文字の緑色が同化して見えにくいというデザイン的に気になるところはありますが(笑)、情報量は十分。ネタ探しにも、賭けの参考にもしっかり使えます。
ブックメーカーを使ったことがないまま最初にこのページに訪問された方は少ないと思いますが、もしもこれからサッカーに賭けてみたいならデータも十分に活用ください。運にまかせて闇雲に賭けるよりも、自分なりに何か根拠を見出して賭けたほうがはるかにおもしろいですし、当たった時の喜びも倍増しますから。
無料なので、とにかく使い倒すことをオススメします。
当サイトでは今後このデータを分析した参考資料や独自に取ったデータなども掲載予定なので、プレーにあたって参考になれば幸いです。
引き続き共に楽しみましょう!!