ブックメーカーで働くスタッフやマネージャーも自分でベットをするのか?
この疑問に対する答えはイエスでありノーです。当たり前の話で、人によって違います。
ただ、もともとブックメーカーのことを知っていて働き始めたという方は、仕事を始めてもやはり日常的に好きなスポーツに賭けるのだとか。
2022年4月、ウィリアムヒルのマネージャーとミーティングしてお話しをうかがったのち、パブで一緒にベットしてきました!
ウィリアムヒルをご使用中の方へ、最新情報とマネージャーのリアルな声をお届けします!
ウィリアムヒルのマネージャーとミーティング
2022年の4月にロンドンで開催されたICE/LACという業界の国際カンファレンスに出席し、ウィリアムヒルのマネージャー様とお会いしました。オフィスにはこれまで何度かお邪魔しているため、今回は会場でミーティング。(関連:2020年のオフィス訪問レポート)
ウィリアムヒルは2018年にMr.Greenという業者を買収しており、連名ブースによる出展です。
社内構造が変化し、イベントオファー企画が通りやすく
社内の人事も見直され、現マネージャーをトップとしたチームが編成されました。この改変によって、新しいイベントやボーナスオファーを出しやすくなったそうです。
従来は、世界全体に対するオファーを各言語でカスタムして提供するというトップダウン式だったものが、今後はボトムアップ方式となり、チームで決めた案を通しやすくなったと。
「アイディアがあればいつでもお送りください!」と前向きなコメントをいただきましたので、何かあれば直接または当サイトにお送りください。
【小話】競馬は大人気!
最新情報ではありませんが、マーケットに関する興味深い話を1つ。
ウィリアムヒルでは、サッカー、野球、バスケなどの賭けに並んで競馬に対するベットが多いそうです。今年のサウジカップやドバイワールドカップは顕著で、3月末に行われたドバイワールドカップデーは、ウィリアムヒルは大赤字を叩き出しました。
まだブックメーカーを使用していない方はイメージしにくいかもしれませんが、ブックメーカーの賭け(競馬に限らず全部)は、結果次第で運営側が赤字になる(客に払い戻す額が投票額を超える)ことが生じます。
ドバイワールドカップデーは、サウジ産馬限定の第1レースをのぞき、2R〜9Rまでの8レース中5レースで日本馬が勝利する大健闘でした。最初の第2レースにて、50倍前後のオッズがついていたバスラットレオンが勝った時点でその日の赤字を確信したそうです(笑)
この赤字現象=私たちにとってウィリアムヒルの競馬が勝ちやすいということではありません。ただ、ウィリアムヒルは他社に比べて早い段階から競馬のオッズを出しているため、良い倍率を掴める可能性はあります。
今後もウィリアムヒルの競馬は要チェック。日本馬の活躍に期待したいですね。
マネージャーとパブでスポーツベット
会場でひとしきり話をうかがったのち、夜はディナーをご一緒して、その後に近くのパブに移動しました。
ブックメーカーファンのブクメさんも同行しており、私LOB、ブクメさん、マネージャー様の3人でチャンピオンズリーグの「リヴァプールvsベンフィカ」と「アトレティコ・マドリーvsマンチェスター・シティ」の2試合を観戦。
この際に「マネージャー(以下、Kさん)も普段から賭けるのですか?」と聞いてみましたら、「普通に賭けますよ」との答えが。
「ただ、自社のサイトで賭けることは禁止されています。オッズが出るタイミングや、そのほか内部情報に基づいて選択でき、一般プレイヤーよりも有利にベットできるためです」と。
そのため、普段はウィリアムヒル以外のサイトを使っているそうです。
アトレティコ・マドリーvsマンチェスターシティに賭ける
パブの店内では、リヴァプールvsベンフィカとアトレティコ・マドリーvsマンチェスター・シティの両方の映像が流れていました。この2つの試合は2ndレグ(2試合目)で、1戦目は
ベンフィカ 1-3 リヴァプール
マンチェスター・シティ 1 - 0 アトレティコ・マドリー
という結果。
勝敗または合計スコアで次戦進出が決まるルールから、前者の試合はリヴァプールの勝ち越し濃厚。そのためアトレティコvsシティの方で賭けることに。
Kさんは自分が使用している某ブックメーカーをチェックしつつも、「この試合はコーナーキックの本数が8本以下(7本までなら的中)」との予想。私がその予想に乗って2.8倍に20ユーロをベット。
ブクメさんは「得点者なし@7倍」、つまり0-0決着を予想。
ブクメさんとは前日も一緒に飲んでおり(というより、この出張中全部)、前日に行われたレアル・マドリーvsチェルシー戦でも90分の試合結果1-3@21倍という高オッズを当てました。
その勢いのままこの試合も強気の選択です。
私LOBは穴狙いで「PKが生じ、かつ失敗する@10倍」に酔いどれベット。
キャッシュアウト額を当てるK氏
前半を終えて0-0。すでにコーナーキックの本数は4本となっていたため、7本以内にとどまることが怪しくなっていました。そのため、Kさんはキャッシュアウトを検討。
「いまキャッシュアウトを使うと12ユーロぐらい戻ってきますね」と推測されたので、実際にチェックしたら…
見事に12ユーロ台(笑)
その後も、何度かのタイミングでキャッシュアウト額をほぼ当てていました。さすがは中の人、システムを熟知していらっしゃる。
追加ベットで酒を楽しむ
試合は0-0のまま進み、少し荒れた展開になってきました。
そこで、ブクメさんはジョアン・フェリックスのカードにベット。
私は、アトレティコが攻める時間帯が増えてきたため「アトレティコの次戦進出@10倍」を追加。
試合の終盤は乱闘寸前の荒れ模様、カードが乱れる状況となりましたが、ジョアン・フェリックスには出ず、0-0で決着。
PKは無し、マンチェスターシティの突破で私のベットはハズレでしたが、ブクメさんの得点者なし予想の7倍は見事に的中し、さらにKさんのカード8枚以下もコーナー本数6本で的中。
二人ともお見事!!
ウィリアムヒルの今後に期待
今回Kさんとベットしながらの会話で印象的だったのは、「この結果になるとブックメーカー側が負ける(赤字になる)」「この結果だと儲かる」と言っていた点。
ブックメーカーは自社の分析に基づいて「うまく利益が残るように」オッズを設定します。しかし、既述のとおり結果によっては損をします。
プレイヤー側としては、自分が勝ったか負けたかの一面しかわかりませんが、マネージャーは自分がベットする際に両面が見える。だから、帰り際に今日の2試合の結果を受けてKさんは「私は負けたが、ウィリアムヒルは儲かっただろうから良し」と去っていかれました(笑)
Kさんはサッカーが好きでこの業界に入ってこられたとのこと。今回カンファレンスに出席し、さまざまなブックメーカーのご担当者様と話をしましたが、スポーツへの愛が深い方ほどプレイヤーのことを考え、より良いサービスを提供していこうという積極的な姿勢が見えました。
ウィリアムヒルは大企業ゆえに新しいシステムや入出金手段の導入に時間がかかるかもしれませんが、すでに築きあげた安心をベースに、一歩ずつ着実に前に進んでいます。
最後にもう一度。「こんなボーナスオファーがあったら良いのに!」という案は絶賛募集中とのことなので、アイディアが閃きましたら、ウィリアムヒルの日本語版公式TwitterへDMするか、当サイトへご連絡ください。
当サイトでは今後もウィリアムヒルの最新情報をアップしていきます。
マネージャーのK様、この度はありがとうございました!
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