今年最後の四大大会、テニス全米オープン2022を楽しむスパイスとして、ブックメーカーによる男子シングルス・女子シングルスの優勝予想オッズ、ベスト4予想、決勝の対戦カード予想などをまとめた記録ページをご用意しました!
昨シーズンの男子は、ジョコビッチによる年間グランドスラム達成に大きな関心が集まっていましたが、決勝でメドベージェフが阻止&グランドスラム初優勝。ブックメーカーの優勝オッズはジョコビッチが本命1.69倍に対し、メドベージェフが対抗の4.95倍でした。
女子はイギリスの新星エマ・ラドゥカヌ(当時18歳)が予選出場から優勝という超特大の番狂わせを演じました。初出場、ランク100位以上、全10試合ストレート勝ちという衝撃の記録。大会が始まる前のオッズは、当サイトの昨年の記事では掲載していませんでしたが、後日調べたところ400倍を超えていたようです。
さて、今年はどんなドラマが待っているのか?ジョコビッチは年始の全豪オープンと同じく出場可否に物議を醸し(→出場不可に)、一方で政治衝突による問題がありながらも出場許可がおりたロシア勢、特にメドベージェフは連覇のチャンス。そして、最大の注目はこの全米オープンを最後に引退の意向を示した女子セリーナ・ウィリアムズ。彼女のラストマッチはせひとも見届けたいところ。
以下、全米オープン2022の前評判チェックやブックメーカーでベットする際の参考情報としてお役立てください!
シーズンごとの記録
下記ページにて、全米オープンの毎年の男子シングルス・女子シングルス優勝予想オッズをまとめて記録しています。「今季の本命は誰だ?」「過去の優勝者は誰だった?」「オッズは何倍だった?」といったチェックにご活用ください。テニス全米オープン優勝予想オッズまとめ【毎年更新】
全米オープン2022優勝予想オッズ(男子シングルス)
それではまず、男子の優勝オッズからご覧ください。
(トップ30名のみ抜粋)
全米OP男子優勝オッズ
(下記は上位20名,ランキングは8/22時点)
ダニール・メドベージェフ(26歳, 1位) 3.25
ラファエル・ナダル(36歳, 3位) 4.50
カルロス・アルカラス(19歳, 4位) 6.00
ニック・キリオス(27歳, 26位) 9.00
ステファノス・チチパス(24歳, 5位) 13.00
ヤニック・シナー(21歳, 13位) 17.00
テイラー・フリッツ(24歳, 12位) 23.00
マッテオ・ベレッティーニ(26歳, 15位) 26.00
ボルナ・チョリッチ(25歳, 29位) 26.00
フェリックス・オジェ=アリアシム(22歳, 8位) 26.00
キャメロン・ノリー(26歳, 9位) 41.00
ホベルト・ホルカシュ(25歳, 10位) 41.00
アンドレイ・ルブレフ(24歳, 11位) 51.00
キャスパー・ルード(23歳, 7位) 51.00
ドミニク・ティエム(28歳, 231位) 67.00
マリン・チリッチ(33歳, 17位) 67.00
パブロ・カレーニョ・ブスタ(31歳, 14位) 67.00
デニス・シャポバロフ(23歳, 21位) 67.00
アンディ・マレー(35歳, 49位) 101.00
セバスチャン・コルダ(22歳, 52位) 101.00
日本人の優勝オッズ
西岡良仁(26歳, 56位) 201.00
ダニエル太郎(29歳, 95位) 251.00
8/28時点
ブックメーカー「ウィリアムヒル」による8月28日時点(ドロー発表後)の優勝予想オッズは、メドベージェフが本命の3.25倍、2番手がナダルの4.5倍、3番手がアルカラスの6.00倍、そのうしろにキリオスが9倍、チチパスが13倍で続きます。
ドロー発表前の時点ではジョコビッチが本命の2.5倍、メドベージェフが3.25倍で対抗扱いでした。ジョコビッチはワクチン未接種によりアメリカに入国できず、前哨戦のウェスタン&サザンオープンを欠場していました。その後「規制緩和により全米出場の望みも!?」など報じられていましたが、結局そのまま入国不可で欠場に。一覧から名前が消えたのもの、メドベージェフのオッズは下がらず3.25倍のまま本命となりました。
そんな彼は、昨年ジョコビッチの年間グランドスラムを阻んだ現王者。ロシアによるウクライナ侵攻の影響で、ロシア・ベラルーシの選手は国旗の使用不可という制限のもと、個人としての出場が認められています。先週のW&Sオープンは準決勝でチチパスに敗れ3年ぶりの優勝ならず。今回の全米OPでも順当に進めば準決勝でチチパスと当たる可能性があり、リベンジ&連覇なるか注目です。
対抗のナダルは、全豪、全仏を獲って今季グランドスラム2勝。ウィンブルドンも準決勝まで進みましたが、故障により棄権しました。そこから1ヶ月ぶりにW&Sオープンでツアー復帰しましたが、2回戦でチョリッチに敗れました。(チョリッチはそのまま勝ち上がり、決勝でチチパスを破って初優勝)本調子ではないかもしれませんが、3年ぶり5度目の制覇を狙うベテランはどこまで勝ち上がれるか。
3番手のアルカラスは昨年初出場で準々決勝まで勝ち進みましたが、オジェ・アリアシムとの試合途中で怪我により棄権しました。今季はマドリードOPまでにツアー4勝を挙げていますが、直近は7月のハンブルグ、ウマグにて決勝で敗れ、8月のモントリオールは初戦敗退。W&Sオープンは準々決勝敗退。調子はやや下降気味ながら、四大大会初優勝に期待がかかります。
全米OP男子の過去10年間の優勝者
過去の優勝者(直近10年)
2012 アンディ・マレー
2013 ラファエル・ナダル
2014 マリン・チリッチ
2015 ノバク・ジョコビッチ
2016 スタン・ワウリンカ
2017 ラファエル・ナダル
2018 ノバク・ジョコビッチ
2019 ラファエル・ナダル
2020 ドミニク・ティーム
2021 ダニール・メドベージェフ
2022 ???
過去10年間、全米オープンで連覇した選手はいません。通算優勝回数では、大会オープン化以後はジミー・コナーズ、ピート・サンプラス、ロジャー・フェデラーの5回が最多。ナダルは現在4回で、今年勝てば記録に並びます。ジョコビッチは3回。
全米オープン2022男子の優勝オッズ以外のアウトライト
ドロー発表後、決勝の対戦カード予想オッズ、クォーターベッティング(ドロー4分割のトップ予想:ベスト4予想)など各種のオッズが登場しました。
勝ち上がる選手や決勝の試合模様を想像しながら、予想を立ててお楽しみください!
クォーターベッティング(ベスト4予想)
決勝の対戦カード予想オッズ
(トップ11組)
男子決勝カード予想
(トップ10組のみ抜粋)
ダニール・メドベージェフ 対 ラファエル・ナダル 6.00
ダニール・メドベージェフ 対 カルロス・アルカラス 8.00
ニック・キリオス 対 ラファエル・ナダル 15.00
ダニール・メドベージェフ 対 ヤニック・シナー 21.00
ステファノス・チチパス 対 ラファエル・ナダル 21.00
ニック・キリオス 対 カルロス・アルカラス 21.00
ステファノス・チチパス 対 カルロス・アルカラス 26.00
ダニール・メドベージェフ 対 キャメロン・ノリー 34.00
ダニール・メドベージェフ 対 ボルナ・チョリッチ 34.00
テイラー・フリッツ 対 ラファエル・ナダル 34.00
8/28時点
決勝の対戦カード予想は、優勝予想オッズでも本命&対抗のメドベージェフvsナダルが最低倍率の6倍、続いてメドベージェフvsアルカラスが8倍。
全米オープン2022優勝予想オッズ(女子シングルス)
ここからは女子の情報です。女子シングルスの優勝オッズをご覧ください。
全米OP女子優勝オッズ
(上位20名,ランキングは8/22時点)
イガ・シフィオンテク(21歳, 1位) 4.50
シモナ・ハレプ(30歳, 7位) 9.00
キャロリン・ガルシア(28歳, 17位) 17.00
アリナ・サバレンカ(24歳, 6位) 17.00
ココ・ガウフ(18歳, 12位) 17.00
エマ・ラドゥカヌ(19歳, 11位) 17.00
エレナ・リバキナ(23歳, 25位) 21.00
大坂なおみ(24歳, 44位) 23.00
ベアトリース・ハダード・マイア(26歳, 15位) 26.00
マディソン・キーズ(27歳, 20位) 26.00
ジェシカ・ペグラ(28歳, 8位) 26.00
ビアンカ・アンドレスク(22歳, 50位) 26.00
ベリンダ・ベンチッチ(25歳, 13位) 26.00
カロリナ・プリスコバ(30歳, 22位) 29.00
オンス・ジャバー(28歳, 5位) 29.00
セリーナ・ウィリアムズ(40歳, 608位) 34.00
リュドミラ・サムソノワ(23歳, 45位) 34.00
レイラ・フェルナンデス(19歳, 14位) 34.00
ダリア・カサトキナ(25歳, 10位) 34.00
ポーラ・バドサ・ジベール(24歳, 4位) 34.00
8/28時点
男子同様、ブックメーカー「ウィリアムヒル」で参照した8月28日時点(ドロー発表後)の優勝予想オッズは、ランキングトップのシフィオンテクが本命の4.50倍、対抗がハレプの9倍、3番手はガルシア、サバレンカ、ガウフ、ラドゥカヌの17倍、続いてリバキナが21倍で、大坂は23倍となっています。
シフィオンテクは今季ツアー6勝を挙げ、過去最高のシーズンを過ごしています。2月のドーハから7月のウィンブルドン2回戦まで37連勝を記録し、3回戦でコルネに敗れてストップ。その後は7月末のワルシャワにて準々決勝敗退、8月に入ってのトロントでのナショナルバンクOPは、2回戦でハダード・マイアに敗れました。続くW&Sオープンは3回戦でマディソン・キーズにストレート負け。もしも好調を維持していればオッズはさらに低かったかもしれませんが、やや乱調気味。全米は過去3度出場し、昨年の4回戦進出が最高成績です。
対抗のハレプは、ナショナルバンクOPにてシフィオンテクを破って決勝進出したハダード・マイアを退け、今季2勝目を挙げました。年始のメルボルンから8ヶ月ぶりの優勝です。W&Sオープンは足の怪我により2回戦の前に棄権。全米は2010年から11回出場していますが、最高成績は15年のベスト4。昨年は4回戦でスビトリナに敗れました。状態が気になるところですが、今年初優勝&GS3勝目なるか。
3番手のキャロリン・ガルシアはW&Sオープンに予選から出場し、決勝でクビトバを破って大会初優勝。2020年-2021年にかけて不調が続いていましたが、今季はツアー3勝を挙げており、元4位の復活を予感させます。
大坂は2018年、2020年の女王。昨年は3回戦でレイラ・フェルナンデスに敗れました。今季は怪我にも悩まされ、ツアー未勝利です。8月以降、サン・ノゼでは2回戦でガウフに敗れ、トロントではカネピとの1回戦の途中で棄権しました。
女子のオッズはオンス・ジャバーまで15名が30倍を下回っています。シフィオンテクだけ頭ひとつ抜けているものの、全体的に評価は散っているようです。なお、これが現役最後となる予定のセリーナは34倍。
全米OP女子の過去10年間の優勝者
過去の優勝者(直近10年間)
2012 セリーナ・ウィリアムズ
2013 セリーナ・ウィリアムズ
2014 セリーナ・ウィリアムズ
2015 フラビア・ペンネッタ
2016 アンゲリク・ケルバー
2017 スローン・スティーブンス
2018 大坂なおみ
2019 ビアンカ・アンドレースク
2020 大坂なおみ
2021 エマ・ラドゥカヌ
2022 ???
女子の過去10年間の優勝者はセリーナの3連覇以後は連覇者がおらず、2度優勝したのは大坂のみ。昨年はエマ・ラドゥカヌが予選から決勝まで10試合連続ストレート勝ちで制覇という偉業を成し遂げました。
全米オープン2022女子の優勝オッズ以外のアウトライト
男子と同じく、ドロー発表後に決勝カード予想やクォーターベッティングオッズが出ました。
クォーターベッティング(ベスト4予想)
決勝の対戦カード予想オッズ
(トップ11組)
女子決勝カード予想
(トップ10組のみ抜粋)
イガ・シフィオンテク 対 シモナ・ハレプ 17.00
イガ・シフィオンテク 対 キャロリン・ガルシア 26.00
イガ・シフィオンテク 対 コリ・ガウフ 26.00
イガ・シフィオンテク 対 オンス・ジャバー 41.00
イガ・シフィオンテク 対 マディソン・キーズ 51.00
エマ・ラドゥカヌ 対 シモナ・ハレプ 67.00
アリーナ・サバレンカ 対 シモナ・ハレプ 67.00
イガ・シフィオンテク 対 ビートリズ・ハッダド・マイア 67.00
イガ・シフィオンテク 対 マリア・サッカリ 67.00
イガ・シフィオンテク 対 セリーナ・ウィリアムズ 67.00
8/28時点
女子の決勝カード予想は、シフィオンテクvsハレプが最低オッズの17倍。画像には写っていませんが、大坂vsハレプが101倍、大坂vsガウフが151倍で出ていました。
大坂なおみの試合情報
次は大坂の試合情報&オッズをご覧ください。
【1回戦】大坂なおみvsダニエル・コリンズ
大坂なおみ(24歳, 44位) 1.53
ダニエル・コリンズ(28歳, 19位) 2.47
8/28時点
試合結果
ダニエル・コリンズ 2
大坂なおみ 0
(7-6, 6-3)
【注目】セリーナ・ウィリアムズの試合情報
今回はもう一人ピックアップ。今大会を最後に現役を退く意向のセリーナ・ウィリアムズです。四大大会シングルス通算23勝を挙げ、「史上最強の女子テニスプレイヤー」と称されたスーパーレジェンド。できる限り長く彼女のプレーを見たいですし、ラストマッチはぜひとも見届けたい。
本ページではセリーナの試合情報とオッズを随時まとめていきます。記録として参考にご覧ください。
【1回戦】セリーナ・ウィリアムズvsダンカ・コビニッチ
ダンカ・コビニッチ(27歳, 80位) 3.97
セリーナ・ウィリアムズ(40歳, 608位) 1.24
8/28時点
試合結果
セリーナ・ウィリアムズ 2
ダンカ・コビニッチ 0
(6-3, 6-3)
【2回戦】セリーナ・ウィリアムズvsアネット・コンタベイト
セリーナ・ウィリアムズ(40歳, 608位) 2.70
アネット・コンタベイト(26歳, 2位) 1.46
8/30時点
試合結果
セリーナ・ウィリアムズ 2
アネット・コンタベイト 1
(7-6, 2-6, 6-2)
【3回戦】セリーナ・ウィリアムズvsアイラ・トムリャノビッチ
セリーナ・ウィリアムズ(40歳, 608位) 1.53
アイラ・トムリャノビッチ(29歳, 46位) 2.46
9/1時点
試合結果
アイラ・トムリャノビッチ 2
セリーナ・ウィリアムズ 1
(7-5, 6-7, 6-1)
全米OP2022ベッティング関連情報
全米オープンは基本的にどのブックメーカーでも賭けることができます。ブックメーカーランキングのページから使いたいサイトを選んでお楽しみください。(bet365では今年も全試合の生中継視聴可)