このページでは、PaxFul(パックスフル)の特徴・使い方(BTCの買い方)をまとめて解説しています。
パックスフルを使用すると、ペイパル、LINEペイ、ペイペイ、アマゾンギフト券、GooglePlayギフトカード、AppleStoreギフトカード、アメックスなど、一風変わった手段で仮想通貨を調達できます。「PAXFULって何?」「どうやって使うの?」と疑問をお持ちでしたら、使用方法の確認にお役立てください。
PaxFulとは?
まず簡単にPaxfulとは何か?、どのようなサービスなのかをご紹介します。
Paxful(パックスフル)は、2015年に創業した仮想通貨を個人間で売買できるマーケットプレイス機能が付いたウォレット(口座)サイトです。
本社はニューヨーク。そのほかエストニア、イギリス、フィリピン、ドバイなどにもオフィスを構え、400名以上の従業員を抱えるグローバル企業です。銀行口座を持たない世界中の数十億もの人々に「手軽に使える金融インフラを提供する」という理念を掲げて活動しています。
現在、利用者はすでに世界で600万人以上。
パックスフルを使うと、サイトのユーザー同士でビットコイン、イーサリアム、テザー、USDコインを個人売買することができます。
その決済方法は、なんと350種類以上。国ごとに使える手段は異なりますが、銀行振込、LINEペイやPaypayなどモバイル決済各種、アマギフ、Google、Apple、itune、スチーム、プレステのギフトカードなど、ペイパルのようなネット口座、ビザ、マスターカード、アメックス等のクレカまで、選択肢は多岐にわたります。(現在は400種以上あり)
また、単にビットコイン、イーサリアム、テザー、USDコインのウォレット(財布)として、外部から(例えば取引所や自分の別のネット口座から)パックスフルに送付して保有しておいたり、他のサイトに送金することも可能です。あわせて、アカウント内でBTC、ETH、USDT、USDCのスワップ(交換)も可。
つまり、パックスフルは単なるブックメーカーとの入出金仲介業者ではありません。仮想通貨の保有・送付・売買のために使用するサイトです。
Paxfulの使い方
パックスフルアカウントを作ったあとは、取引所で取得したBTC、ETH、USDT、USDCをパックスフルのウォレットに保管しておき、そこからスポーツベットアイオーやその他に送金して遊ぶことも可能です。
Paxfulでできること
パックスフルでできることをまとめます。
Paxfulの特徴・機能
- ユーザー同士で通貨の売買ができる
- ユーザー同士で通貨を送りあえる
- 対応通貨はBTC、ETH、USDT、USDC
- 4種の通貨の保管と送付(ウォレット機能)
- 4種の通貨のスワップ(交換)
仮想通貨を日本円に変えて銀行振込で出金できる機能はありません。
PaxfulでBTCを購入【実例1:LINEペイ使用】
ここまでのご説明でPaxfulがどのようなサービスかなんとなくイメージが掴めてきましたか?
以降の解説では、Paxful内でBTCを購入する手順を実例を交えてご紹介しています。おおまかな流れは以下のステップです。
BTCを購入する流れ
- アカウント作成・認証
- ログイン
- 「購入」ページに進む
- 売買手段や希望購入額などで絞り込み
- オファーリストから選択
- 詳細を確認して申し込み
- オファー主とやりとり開始
- 完了→着金
アカウントの作成・KYCは最初の準備。ログイン後、「購入」のページに進んで、買いたい通貨を選び、都合の良い手段を選び、オファーを選択して、オファー主とやりとりをします。この流れはBTC、ETH、USDT、USDCすべて同じです。
オファーを選んで購入ボタンを押したあとは、フリマアプリやオークションサイトのようなイメージ。出品者(オファー主)と画面内のチャットでやり取りをして、最終的にウォレットに送金される仕組みです。
補足
以前までは、スポーツベットアイオーの入出金ページ内から直接Paxfulに移動してBTCの購入と入金が可能でしたが、現在は使えません。
以下の解説は当時のスクリーンショットを用いています。現在の画面の様子とは異なりますが、会員登録したあと「購入」ページ内のオファーの一覧にて「支払い手段の選択」「オファー主とのやり取り」については概ねイメージできるかと思いますので、参考程度にご覧ください。
Paxfulではさまざまな手段でBTCを購入できます。購入ページの検索項目から、希望する手段を選択して絞り込んでください。
それぞれのタブを開くと、さらに詳しく選択肢が表示されます。
要チェック
オファー選びの注意点
購入ページにズラッと並んだオファーは、それぞれBTCのレートがまるで異なります。売り主は価格を自由に設定できるため、オファーによっては実際のレートより10%以上高かったり、反対に5%ほど安くお得に買えるものがあります。大量に並んだオファーのなかで、「手段」と「レート」の両面から、自分にベストなオファーを探してください。
また、Paxfulは、フリマやオークションと同じで売り主に「取引評価」がついています。評価が少ない・悪い売り主は注意が必要です。
個人的な体感としては、取引回数が多くて評価が高い売り主であることが前提で、レートは10%前後の乖離まで目をつぶれば良い取引ができると思います。
オファーをクリックすると、そのオファーを提供しているユーザーの情報と金額などが表示されます。
売主とやり取り開始
ほかのオファーもチェックしたところ、「LINEペイ」が選択肢にありました。今回はこれを選択。
売主の情報をチェックして、「取引を始める」をクリックします。
取引が始まると、売主とやりとりを行う専用のチャット画面に進みます。
ここには取引の手順やルール等が書かれているため、きっちりご確認ください。
しばらく待っていると、売主からメッセージや支払い方法の指示が届きます。(売主が日本人以外の場合は、基本的に英語でやりとりです)
LINEペイを使用する際は、QRコードを読み込んで相手を友達に追加し、LINEペイの画面から入金希望額を送金します。
送金完了後、チャットのページで完了を伝えて、完了ボタンをクリック。(画面内にあります)
相手が着金を確認した時点で「取引完了」という表示になり、詳細が表示されます。
取引がスムーズに進んだなら「良い」評価を送りましょう。
最終的に改めて完了画面が表示され、自動的にログアウトします。
これで、30分もたたないうちにスポーツベットアイオーのアカウントに着金していました。(現在は直送機能がないため、Paxfulのウォレットに着金する仕組みです)
PaxfulでBTCを購入【実例2:アマギフ使用】
後日、ためしにアマゾンギフト券でもビットコインを買ってみました。
「ギフトカード」の選択肢を開いてAmazonギフトカードの項目をクリック。
売主の情報を確認。10,000円の購入に対して、実際に得られるBTCの日本円換算額は7,800円。乖離率28%。レートは非常に悪いですが、今回はテストということで続行。
取引用のチャットページが開きます。
今回の売主は韓国で登録されたユーザーのようで、英語でやりとりします。
「physical card?(物理的なカード:コンビニで売っているタイプのもの)」と聞かれたので、「eメールタイプのコードでも受け付けてもらえる?」と確認したら、ダメでした。
そこで「近所のコンビニで買うからお待ちを」と連絡し、実際に10,000円分購入。
今回の取引の制限時間は30分間(売主が設定。取引によって異なります)なので、サッと戻ってきてやりとりを再開しました。カードに書かれた番号を送り、しばらく待ちます。
その間に、チャット画面にある「支払済」ボタンをクリック。
「支払済」ボタンを押すと、チャット画面に「売主(ベンダー)が確認中」というメッセージが出ます。
しばらくすると取引完了となりました。相手側が「良い」評価をくれたので、こちらも画面で「良い」を押して送信。
最終的に完了通知が表示されてログアウトし、スポーツベットアイオーのアカウントに着金しました。
PAXFULでBTCを購入する手順【一旦まとめ】
いかがでしょうか?PAXFULを使って仮想通貨を購入する流れは掴めましたか?
改めて、一連の手順をご確認ください。
BTCを購入する流れ
- アカウント作成・認証
- ログイン
- 「購入」ページに進む
- 売買手段や希望購入額などで絞り込み
- オファーリストから選択
- 詳細を確認して申し込み
- オファー主とやりとり開始
- 完了→着金
この大枠さえ理解しておけば、大きく間違えることはないと思います。
注意
チャットページ外でやり取りしましょうと提案されたら断ってください。
Paxfulをウォレットとして使用する方法
ここからはPAXFULのウォレットとしての使い方について解説します。
アカウントを作ったあとは、ビットコイン、イーサリアム、テザーの受け取りと送付が可能です。(あとからUSDコインも追加されました)
仮想通貨の受け取り
ブックメーカーや、ほかの取引所・ウォレットから受け取る際は、PAXFULのウォレットページで該当通貨の「受け取る」と書かれたボタンをクリックします。
受取先のウォレットアドレスを確認してコピーします。
送付元のサイトで、受取先アドレス(PAXFULのアドレス)をペーストして送付を確定させます。
しばらくするとPAXFULのアカウントに到着し、承認待ちとなります。
承認が完了すると残高に反映します。(完了まで30分〜90分ほどお待ちください)
仮想通貨の送付
次は外部への送付について。
PAXFULから別の場所に送付する際は、ウォレットのページで「送金」をクリックしてください。そして、送付額と送付先のウォレットアドレスを入力します。
送付先のサイトでアドレスをコピーし、PAXFULに戻ってペーストします。
確認ページでパスワードを入力し、「今すぐ送金」と書かれたボタンをクリックすると完了です。
手続き後、30分程度で送付先のアドレスに届きます。
Paxfulの仮想通貨送金・受け取り手数料
BTC送付手数料 | $0 - $9.99 = 0.00008 BTC fee $10 - $19.99 = 0.00016 BTC fee $20+ = 0.0004 BTC fee |
---|---|
ETH送付手数料 | $0 - $9.99 = 0.0005 ETH fee $10 - $19.99 = 0.001 ETH fee $20+ = 0.002 ETH fee *別途ネットワーク手数料発生 |
USDT送付手数料 | $0 - $9.99 = 1 USDT fee $10 - $19.99 = 2 USDT fee $20+ = 5 USDT fee *別途ネットワーク手数料発生 |
送付額によって手数料は異なります。一方、受け取りはどの通貨も無料です。
Paxfulの利用メリット・デメリットを深掘り【重要】
今度は、パックスフルの利用価値やメリット・デメリットを、「仮想通貨によるブックメーカーとの入金・出金」という観点から主観的にまとめてみます。
レートが悪い&個人間取引のため、購入による入金には不向き?
ここまでの説明でご覧いただいたとおり、Paxfulは仮想通貨の購入ができるプラットフォームです。しかも購入方法の選択肢がとにかく豊富で、コンビニで買ったアマゾンギフト券をBTCに変えることさえできました。クレジットカードも銀行口座も不要です。
ただ、すべての選択肢に言えるのは、レートが悪いということ。アベレージで最新価格より10%ほど高く、最悪は50%ほどの乖離があります。50%違うと、10,000円購入申請したら5,000円分のBTCしか手に入らないため、ほぼ利用価値がありません。お得に調達できる掘り出しオファーもなかにはあるものの、購入手段が限られます。
また、サイト内のユーザー間で取引をおこなうため、その部分に抵抗がある方には不向き。アマゾンギフト券を買って支払うという行為は正直なところ怪しさ満点です(笑)
手数料を考えたら、よほど何らかの事情がない限りは、普通に大手取引所で日本円をビットコインに交換した方が無難です。
仮想通貨の購入・売却手段としては面白い
一方で、その手数料のデメリットを差し置いても、取引所以外でBTCやETHを調達したいということなら便利。
パックスフルはブックメーカーとは完全に別物なので、パックスフルのサイト内でビットコイン、イーサリアム、テザーを買って保有することができます。
パックスフルのアカウントにログインして、「購入」のページを開くと、上の画像のようにさまざまなオファーが並んでいます。そのなかには、売主が「友人や家族限定」「取引回数が10回以上の方のみ対応」「認証不要」など色々な条件をつけているオファーもあるため、フィルターで選んでください。
反対に、自分がパックスフルに保有している通貨を売却する(オファーを出す)こともでき、任意の方法で売って現金化できます。
売却オファーを出すためには、メールアドレスと電話番号の認証のほか、免許証・パスポートや住所証明などの提出を求められます。(私は特に売る予定はないため、認証していません)
認証手続きは手間がかかりますが、いま保有しているBTC・ETH・USDTを現金化できる一つの手段ととらえると、これも人によっては利用価値がありそうです。(もし売ることになれば、実際の設定手順は後日レポートします)
シンプルに、ウォレットとして使えることが一番ありがたい?
パックスフルは、上記のビットコインなどの購入・売却できることが最大の特徴ですが、売ったり買ったりせずともウォレットとして普通に使えます。
よって、「仮想通貨によるブックメーカーとの入金・出金」という点では、資金をキープしておく一つの選択肢として活用できそうです。
- パックスフルでBTC、ETH、USDTを保管
- スポーツベットアイオー等に送付
- プレー
当ページの途中でご紹介したこの使用法です。
仮想通貨の業界では、近年トラベルルールというものが導入されました。このルールによって、取引所から外部に送金する際は、相手が自分名義以外の場所ならば、送付先の名称などを申告しなければなりません。
使用するゲーミングサイトによっては、取引所が送付と受取を拒否するケースもあります。そのため、取引所で得た通貨は、自分のウォレットに送って管理することが一般的となっています。(ハッキング被害を防ぐうえでも、全部を一箇所に置くのではなく分散保管が大事)
そういった事情から、パックスフルはビットコインやイーサリアム等の保管場所のひとつとしては良いかもしれません。最終的に法定通貨に変える際は、売却するか他の取引所やネット口座に送らないといけないですが、仮想通貨の管理ツールとしては十分に使えます。20ドル相当額以上を送るなら、外部送付手数料は0.0004BTC/0.002ETH/5USDTのため、送金額が大きいほど割安です。
Paxfulの特徴や使い方まとめ
ここまで、長文をお読みいただきありがとうございました。パックスフルの特徴と使い方はイメージできましたか?
最後に改めてご確認ください。
Paxfulの特徴・機能
- ユーザー同士で通貨の売買ができる
- ユーザー同士で通貨を送りあえる
- 対応通貨はBTC、ETH、USDT、USDC
- 4種の通貨の保管と送付(ウォレット機能)
- 4種の通貨のスワップ(交換)
BTCを購入する流れ
- アカウント作成・認証
- ログイン
- 「購入」ページに進む
- 売買手段や希望購入額などで絞り込み
- オファーリストから選択
- 詳細を確認して申し込み
- オファー主とやりとり開始
- 完了→着金
個人的には、購入時のレートが良くないのであまり買うことはなさそうですが、ウォレットとしては今後使用するかと。
使い方のさらに細かい部分については、検証するごとに随時追記していきます。
以上、「PAXFULって何?」「どうやって使用するの?」と気になったユーザーの皆様の参考になれば幸いです。
仮想通貨が使えるブックメーカーの情報は、仮想通貨対応ブックメーカーリストにてご確認ください。