ブックメーカーでは各種スポーツの試合中にも賭けることができ、これをライブベット(Live Betting)やインプレーベッティング(In-Play Betting)等と呼びます。
ご興味があれば、一度ブックメーカーのウェブサイトを開いてみてください。その時プレー中のサッカー・テニス・野球・バスケットボールなどのオッズが、スコアの動きや時間経過に合わせて動いていく様子を見ることができます。
ライブベットには、他のギャンブルでは味わえないスポーツベッティングならではの魅力が詰まっていて、それは単なるおもしろさに留まらず、うまく使えば短時間で稼ぐチャンスにもなり得えます。
このページでは、そんなライブインプレーベッティングの魅力や特徴、収益化のためのワンポイント等についてまとめました。「試合中の賭けとはどのようなものか?」を知る参考にご覧下さい!
インプレーベッティング(ライブベット)のおもしろさ
ルーレットやブラックジャックなどのカジノのテーブルゲームは、賭けたあとは定められたゲームの進行のなかで勝敗が決まり、その結果に応じて配当が払戻しされます。
競馬やドッグレース等の競走は、レースがスタートすれば結末を見届けることしかできません。
一方、スポーツの試合は決着までに数分・数時間かかり、そのあいだに起こりうるすべてが賭けの切り口になります。
スポーツならではの「時間を区切った賭け」が楽しめる!
例えば、サッカーは前半と後半で試合が分割されていますよね。ラグビーも同じく前半と後半です。
テニスやバレーボールであれば、1セット、2セット、3セットなどのセット単位。野球なら、1回表、1回裏のように「イニング」ごと。バスケットボールやアメフトは1~4まで4分割されたクォーター制。
このように、多くのスポーツでは試合時間が決まっているか、競技の進行に区切りがあります。そのため、ブックメーカーのライブベットでは、「前半はどちらが勝つ?」「後半のゴール数は?」「このセットの勝敗は?次のセットはどうだ?」「このクォーターの点差は?」「15分間で、両チーム合計で何点取る?」など試合を分割した賭けが成立します。
これら、途中経過に対する賭けがライブベットの魅力のひとつ。
自分が予想している姿を少しイメージしてみてください。「最終的には順当な結果に落ち着きそうだけれど、途中までは格下も善戦しそうだし、前半のみの結果予想の勝利オッズは狙い目じゃないか?」という視点や、「この対戦カードなら、1ピリオドでこのぐらい点差は開くのでは?」などの見立て。
普通にスポーツを観ている時にも、漠然と考えたことがないですか?ライブベットでは、そのフワッとした想像を、すべて賭けに反映できます。
加えて、これらは試合終了を待たずに「その結果が出た時点で払い戻し」のため、対象スポーツやオッズの種類によっては数分、あるいは数秒程度(例えば、テニスの次のポイント獲得予想などは瞬時に確定)で、配当が支払われます。(詳しくは後述)
スポーツの試合ならではの多彩な賭けがある!
さらに、ブックメーカーのライブベットでは、勝敗や点数以外にも、スポーツごとのルールに沿った興奮を掻き立てる賭けも盛りだくさん。
サッカーなら、「次にゴールを決めるチーム」「残り時間でのコーナーキック本数」「カード枚数」「PKの有無」「次の5分でゴールが決まるか?」「延長まで進むか?」「次に誰がゴールを決める?」などなど。
野球なら、「次のイニングのヒット数」「次のイニングでのホームランの有無」「ホームランを打つ選手」など、バスケなら「クォーター単位の点差」「チーム単位の得点数」「先にタイムタウトを取るチーム」、テニスは「このセットはタイブレークになるか」「ゲームカウント数予想」「セットカウント数予想」などもあります。
ブックメーカーによって試合中に提供されるオッズの種類は差がありますが、大手のサイトになるとサッカーの試合中には100通り以上の賭けが並びます。また、テニス、野球、バスケットボール、アイスホッケー、アメフト、eスポーツ、クリケット、ボクシング、卓球、その他さまざまなスポーツの競技中にも、何十通りものオッズが用意されます。(オリンピックや世界陸上のマラソンの途中、F1のレースの途中でさえ勝者予想オッズあり)
ライブベットは試合展開に合わせてオッズが動く!
ブックメーカーのライブベットでは、試合の状況に応じてオッズが目まぐるしく変化していきます。
あるサッカーの試合で、片方のチームが一方的にゴールを重ねて点差が広がっていく様子を想像してください。このような状況だと、その優勢チームの勝利予想オッズは点差と時間経過と共にどんどん下がっていきます。反対に、劣勢チームのオッズは反比例するように上昇していきます。
また、その試合中の合計ゴール数をOver/Under形式で予想するオッズ(オーバーアンダーは、設定された基準値を越えるか超えないかの2択で予想する賭け)は、ゴールが入るたびに値が見直されて新しいオッズが提示されます。
例えば、試合前はOver2.5(3点入れば的中)が2.1倍、Under2.5(3点以下なら的中)が1.8倍だったのに、1点入るとOver2.5は1.6倍に、Under2.5は2.2倍に変化する、という具合です。もしも前半の早いうちに2点目が入ったなら、残り時間で3点以上動く可能性も高いため、Over2.5のオッズはもっと下がり、反対にUnder2.5のオッズは上がります。
ところが、2-0のままで試合が進んでいくと、試合終了が近づくにつれて再びOverのオッズは上昇、反対にUnderの倍率は下降します。残り時間で3点目が入る見込みが薄くなっていくためです。
ライブベットのオッズは「その時点でその結果が起こりうる見込み」を示すようなもので、この例のように試合の状況に合わせて常に変動するところが最大の特徴です。
しかし、スポーツベッティングでは「賭けた時点のオッズで払戻し」という原則があります。その原則は、試合中のライブベットも変わりません。
つまり、同じ結果を予想する賭けであっても、自分が賭けるタイミングによってオッズ(=払い戻し額)が大きく違ってきます。
試合前にもオッズは動いていますが、変動は軽微です。ところが試合中になると、スコアと残り時間に合わせて最初2倍だったものが10倍、20倍、50倍になっていくような変化も珍しくありません。もちろん、そのように膨らんだオッズが的中するような結果はレアですが、実際に起こります。
もしも50倍時点で賭けてそのとおりになったなら、最初に比べて価値は25倍。
このように、ライブベットには賭けるタイミング次第で思いがけない高配当が得られる可能性も秘めています。
短時間で結果が出て、利益が得られる!
ライブベットの最大の魅力は、賭けたオッズの結果が確定した時点で、たとえ試合中でも配当が得られること。
サッカーなら、「次にゴールを決めるのはどちらのチームか?」というオッズに賭けて、もし2分後に賭けたチームがゴールを決めれば、その時点で的中です。決着までの時間は2分。
コーナーキックの予想も同じく、合計9本のときに「11本以上」に賭け、数分後に立て続けに2本コーナーが蹴られると、そこで賭けは的中扱い。あるいは、試合が残りあと数分のタイミングで「11本以下」に賭けたなら、その後コーナーキックが無いことを祈りつつ試合終了を待ちます。そのまま終われば的中です。
テニスでは、もっと短時間で結果が出るライブオッズが満載です。
例えば「Next Point Winner - 次のポイントを取るのはどちらか?」はラリーの時間、たった数秒~数十秒で決着。「Next Game Winner - 次のゲームはどちらが取るか?」も数分~十分程度。
これらのオッズは、試合中に次々と入れ替わっていくため、ひとつの試合中に数十回~百回以上も賭けることができます。
バスケットボールでも、クォーター単位の勝敗に終了1分前に賭けたら、1分後には結果が確定です。アメフトも同じく。アイスホッケーのピリオド単位の予想も。
ライブオッズの賭けが的中した際は、試合終了を待たずにリアルタイムで利益がアカウントに振込まれます。(ブックメーカーによって的中後に即時反映や数分後に反映などの対応が若干異なります。あるいは、ページを再読込すると残高が増える、といった違いはあります)
そのため、例えば「試合中、利益が○円以上になれば終了!」というルールを作って取り組むのも良いでしょう。1日の目標利益を設定してプレーするなら、ライブベットに慣れたら、非常に短時間で達成できるかもしれません。
どんなスポーツでも、短時間で結果が出るようなライブオッズはたくさんあります。好きなスポーツで、どのようなオッズが提供されているかチェックしてみて下さい。
試合の残り時間が少ない状況で、1.01~1.2倍程度になっているようなオッズはほとんど的中します。しかし、だからといって何の根拠も無く”ただオッズが小さい”という理由だけで安全と考えて賭けるのは危険。いつでも必ず例外はあることを想定し、見極めることも肝心です。
試合中の各種データを見ながらの賭けがおもしろい!
ブックメーカーの画面を実際にみていただくと分かりますが、ライブベットのページには、その試合に関する各種データがリアルタイムで更新・表示されています。
サッカーならゴール数はもちろん、タイムライン(ゴールやカードのタイミング等が記されたもの)、出場選手一覧、ボールポゼッション率、攻撃回数、枠内シュート数、枠外シュート数、フリーキック数などが並んでいます。
テニスならエース率やダブルフォルトの数、ブレイク成功回数、そのほか多数。
バスケットボールならゴールの内訳、ファウル数、フリースロー数など。
野球は出塁やボールカウント等が確認できます。
このようなデータがあることでライブベット画面から試合の様子が何となく伝わってきますし、臨場感さえ感じさせます。また、データを分析することで狙い目な良いオッズも探しやすくなるでしょう。
データは、試合展開を読んで賭けるオッズを選ぶ際の重要な判断材料。各種数字を把握しながら賭けると、闇雲にオッズを選ぶよりも勝率はグッと上がります。
また、スタジアムやバーなどでスポーツ観戦する時にブックメーカーのサイトを開いて、このデータを見るだけでも十分に役立ちます。
ストリーミング映像を見ながら賭けられる!
bet365、20bet、そのほかいくつかのブックメーカーは、生中継(ライブストリーミング)の配信サービスをライブベット画面に併設しているため、そうしたブックメーカーを使えば試合を観ながら賭けることができます。
非常にエキサイティングであり、観戦しながらのライブベットはスポーツベッティングの醍醐味とも言えます。
試合を観れば展開がより鮮明に分かるため、「この試合は負けているほうが追いつくんじゃないか?」「この失敗で試合の流れが変わるのでは?」といった予想がしやすくなり、オッズの選び方も変わります。
「試合を観ながら」という点では現地観戦やTV観戦も同じです。どこかで観戦する機会があれば、PCやスマホ等でブックメーカーのサイトを開き、オッズをチェックしてみて下さい。
「スポーツ観戦+ライブベット」は、スポーツベッティング発祥の地イギリスや、この行為が文化として根付いている各地では当たり前のものですが、なじみの薄い日本人にとっては刺激的な新しい体験となるでしょう!
ブックメーカーのインプレーベッティング(ライブベット)まとめ
いかがでしょうか?ブックメーカーが提供するインプレーベッティング、ライブベットの特徴は何となくイメージできましたか?
試合中のオッズは、賭けずにチェックするだけでも十分おもしろいですし、賭けると試合観戦が一層おもしろくなります。
近年のスポーツベッティング市場では半分以上のユーザーがライブベットをメインにプレーしているというデータもあり、もはや「スポーツの賭け=試合中の賭け」と言っても過言ではありません。
スポーツベッティングで稼ぐことを目的とするプレイヤーにとって、ライブベットは「短時間で結果が出る」という点が一番の魅力です。
その魅力を活かし、ライブでうまく利益を積上げていくためのワンポイントアドバイスを1つ。予想にあたって事前に情報を集めるのはもちろんですが、その情報から「試合がどう展開しそうか」という"仮説"を立てることを習慣化してみてください。(スポーツがお好きな方は、言わずとも習慣化しているでしょう)
ライブベットのオッズは、基本的に過去の統計データから見積もった確率を根拠としています。ところが、試合は必ずしもデータどおりには進みません。最終的な決着が試合前の予測どおりでも、試合中には細かい波乱・予期せぬ事態が頻繁に起こります。例えば、選手が怪我したり、突然に天候が変わったり。
試合を観ていると、そうした出来事に伴う優勢・劣勢の変化、すなわち試合の流れに気づくことがあると思います。
その潜在的な流れはオッズには反映されませんから、データと実際の展開の乖離に、期待値の高い狙い目なオッズが潜んでいます。
仮説・妄想・イメージとデータを見比べる。そこに実益がついてくるのがスポーツベッティング。
ライブベットが使いやすいブックメーカーは、bet365がまずファーストチョイス。機能面では、生中継もオッズの種類も試合中のデータも申し分ありません。ただし、入出金手段はエコペイズに限られます。そのほかのブックメーカーもそれぞれ際立った特徴を持っていますから、あわせてチェックしてみてください。
今後、ライブベットの賭け方の具体的なヒントやテクニックなども随時解説していきます。