テニスファン、そしてブックメーカーでテニスに賭けるベッターには嬉しいことに、全仏オープン(French Open)が当初の予定から4ヶ月経ていよいよ開催されます!期間は9月21日〜10月11日まで(本戦は27日から)。この開催時期からしてそうですが、例年と異なる点もいくつかあります。
一方で、男子シングルス優勝オッズのナダル氏が本命であることはもはや全仏の規定事項。昨年の大会前のオッズは1.9倍で、準々決勝で錦織、準決勝でフェデラー、そして決勝でティエムを下して3連覇、12度目の優勝を成し遂げました。(この優勝オッズに賭けていた方は的中おめでとうございます!)
今回、4年連続で本命オッズ的中となるかあるいは…!?
当ページでは、全仏オープン2020の優勝予想オッズや決勝進出予想オッズなどさまざまな賭けに加え、錦織選手の試合の勝敗予想オッズや結果を掲載しています。(あと、ドローや最新スコアも確認可)
大会前〜期間中にチェックして、気になる選手への応援賭けや気になる試合の予想などをがっつり楽しみましょう!
【追記】最新シーズンのオッズ
最新シーズンの全仏オープン優勝予想オッズ、過去数シーズンのオッズと結果は下記のページに掲載しています。
全仏オープンテニス2020の例年との変更点
今回で124回目となる全仏オープン。例年は5月末から6月上旬にかけて開催されますが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で延期となり、何度かの変更を経て最終的に9月21日〜10月11日にリスケジュールされました。
オープン化以降の四大大会において"中止"ではなく"延期"という措置になるのはこれが初めてであり、全米オープンの2週間後に全仏という順番は非常に新鮮です。
また、開催地であるローランギャロスのセンターコート「コート・フィリップ・シャトリエ」は築90年の老朽化によって改修工事が行われました。昨年の大会時はまだ工事の途中でしたが、年末時点で完了して開閉式の屋根が付いています。よって、今回センターコートでの試合は悪天候への心配も軽減されるでしょう。また、大型のライトも設置されました。(ただし、ナイトセッションの試合は2021年から行われる見込みです)
先日の全米は予選がありませんでしたが、この全仏では行われます。
トップランカーの欠場は、男子はフェデラーが今年一杯療養で出ません。女子はバーティが感染懸念による辞退、大坂も先日痛めた足の状態を踏まえて欠場を表明しました。
全仏オープン2020男子シングルス優勝予想オッズ
さて、それでは全仏2020年大会の優勝オッズをみてみましょう。
まずは男子から。こちらは、ドロー発表後、本戦開始1日前である9月26日時点のウィリアムヒル社のオッズです。
全仏OP男子優勝オッズ
(上位20名,ランキングは9/21時点)
ラファエル・ナダル(34歳, 2位) 2.10
ノバク・ジョコビッチ(33歳, 1位) 3.00
ドミニク・ティエム(27歳, 3位) 5.50
ステファノス・チチパス(22歳, 6位) 34.00
ダニール・メドベージェフ(24歳, 5位) 41.00
アレクサンダー・ズベレフ(23歳, 7位) 51.00
スタン・ワウリンカ(35歳, 17位) 67.00
ディエゴ・シュワルツマン(28歳, 13位) 67.00
マッテオ・ベレッティーニ(24歳, 8位) 67.00
アンドレイ・ルブレフ(22歳, 14位) 81.00
キャスパー・ルード(21歳, 30位) 101.00
デニス・シャポバロフ(21歳, 10位) 101.00
パブロ・カレーニョ・ブスタ(29歳, 18位) 101.00
フェリックス・オジェ・アリアシム(20歳, 21位) 101.00
アンディー・マレー(33歳, 111位) 151.00
カレン・ハチャノフ(24歳, 16位) 151.00
ガエル・モンフィス(34歳, 9位) 151.00
クリスチャン・ガレン(24歳, 22位) 151.00
グリゴール・ディミトロフ(29歳, 119位) 151.00
ダビド・ゴファン(29歳, 12位) 151.00
日本人の優勝オッズは?
錦織圭(30歳, 35位) 201.00
西岡良仁(24歳, 51位) 1001.00
内山靖崇(28歳, 94位) 1001.00
杉田祐一(32歳, 93位) 1001.00
9/26時点
たとえ開催時期が変わっても、優勝オッズは例年どおり。2017年から3連覇中で通算12度の優勝経験を持つクレーキングのナダルが本命、2.10倍。今年も獲ると、自身による同一グランドスラム優勝回数記録を更新します。当ページ執筆時点ではBNLイタリア国際の初戦でカレーニョ・ブスタに6-1、6-1、続いてラヨビッチに6-1、6-3で快勝しており、好調がうかがえます。(追記:その後3試合目でシュワルツマンにストレート負けし、評価は1.91倍から2.10倍にやや後退)
対抗はジョコビッチで3.00倍。全米は失格という不本意な形で終わりましたが、ここではナダルの連覇を止められるか。ローマでマスターズ36勝目を挙げ、調子は上々です。
3番手は全米オープンでキャリア初の四大大会タイトルを得たティエムの5.50倍。彼は2018、2019年の全仏ファイナリストであり、今回はナダルへのリベンジ&グランドスラム連勝に期待がかかります。
過去の優勝者(直近10年)
2010 ラファエル・ナダル
2011 ラファエル・ナダル
2012 ラファエル・ナダル
2013 ラファエル・ナダル
2014 ラファエル・ナダル
2015 スタン・ワウリンカ
2016 ノバク・ジョコビッチ
2017 ラファエル・ナダル
2018 ラファエル・ナダル
2019 ラファエル・ナダル
2020 ???
優勝予想オッズ以外の賭け
本戦がスタートする前日に優勝オッズ以外の各種賭けが発表されました。以下その一部です。
ドロー4分割ごとの勝者予想オッズ
こちらはドロー表を4つに分割した1位予想、いわゆるベスト4進出予想です。賭けた選手が準決勝まで進むと的中。(10betJapanの9月26時点のオッズです。サイト上の表記のまま掲載しています。)
男子シングルスで決勝へ勝ち進むのは?
こちらはウィリアムヒルによる決勝進出予想オッズの上位25名の抜粋です。順番はほぼ優勝オッズと踏襲していいて、トップはナダル1.61倍、続いてジョコビッチ1.67倍。
男子シングルスの決勝の対戦カードは?
決勝の対戦カード予想は、ジョコvsナダルが2.75倍。第1、第2シードによる順当なファイナルと予想するなら、このオッズに賭けておくのもアリかと。ナダル-ジョコを二人とも外すと、ロベルト・バウティスタ・アグートvsドミニク・ティエムが101倍で選択肢に入っています。
錦織圭の試合ごとの勝敗予想オッズ
錦織選手の各試合ごとのオッズ情報と試合結果も随時アップします。まずは過去の結果をご覧ください。
錦織選手の全仏オープン過去成績
2008 予選敗退
2009 ---
2010 2回戦でN.ジョコビッチに0-3で破れる
2011 2回戦でS.スタホフスキーに1-3で破れる
2012 ---
2013 4回戦でR.ナダルに1-3で破れる
2014 1回戦でM.クリザンに0-3で破れる
2015 準々決勝でJ.ツォンガに2-3で破れる
2016 4回戦でR.ガスケに1-3で破れる
2017 準々決勝でA.マレーに1-3で破れる
2018 4回戦でD.ティエムに1-3で破れる
2019 準々決勝でR.ナダルに0-3で破れる
初出場は12年前、2008年。それから通算10回出場しています。最高成績は2015、17、19年のベスト8。
【1回戦】錦織圭vsダニエル・エバンス
錦織の初戦の相手はイギリスのダニエル・エバンズ。年齢は錦織と同じ30歳であり、ランキングは1つ上の34位。両者はデビスカップを含めて過去3度対戦していて、結果は錦織2勝。直前回は2017年のインディアンウェルズで、錦織がストレート勝ち。四大大会は2013年の全米1回戦でエバンズが3-0のストレートで勝っています。
錦織はまだ復帰後の調子を取り戻す過程であり、5セットマッチということで体力面でも懸念あり。エバンズはツアー再開後シンシナティと全米は2回戦敗退、その後ローマ、ハンブルクは1回戦敗退です。また全仏では1回戦突破経験がありません。(2017、2019初戦敗退)
ブックメーカーによる勝敗予想オッズはエバンス2.65倍、錦織1.47倍となっていますが、状況を踏まえると拮抗した勝負になるのではないでしょうか。
試合結果
錦織圭 3 - 2 ダニエル・エバンス
(1-6, 6-1, 7-6, 1-6, 6-4)
勝敗予想オッズ:錦織圭 @1.47倍
セット予想オッズ:3-2 @4.80倍
ハンディキャップゲーム: 21-23(2ゲーム差)で、画像中のエバンスの+ハンデはすべて的中扱い
O/Uゲーム:合計44ゲームで画像中のオーバーオッズはすべて的中
【2回戦】錦織圭vsステファノ・トラバグリア
フルセットの激闘を制して2回戦進出を果たした錦織、次の相手はイタリアのステファノ・トラバグリア、28歳、最新ランク73位。スペインのパブロ・アンドゥハルをストレートで破って勝ち上がってきました。全仏での成績は、2017、18は予選敗退。昨年は初めて本戦出場も1回戦敗退。よって、トラバグリアにとって今回初めての初戦突破です。両者は今回が初対戦となります。勝敗予想オッズは錦織1.9倍、トラバグリア1.83倍。2回戦突破なるか!?
試合結果
ステファノ・トラバグリア 3 - 2 錦織圭
(6-4, 2-6, 7-6, 4-6, 6-2)
勝敗予想オッズ:ステファノ・トラバグリア @1.83倍
セット予想オッズ:3-2 @5.10倍
ハンディキャップゲーム: 25-24(1ゲーム差)で、画像中のトラバグリアの+ハンデはすべて的中扱い
O/Uゲーム:合計49ゲームで画像中のオーバーオッズはすべて的中
全仏オープン2020女子シングルス優勝予想オッズ
続いて女子の優勝オッズをご覧ください。男子と同じく9月26日時点のウィリアムヒルのものです。
全仏OP女子優勝オッズ
(上位20名,ランキングは9/21時点)
シモナ・ハレプ(28歳, 2位) 3.75
ガルビネ・ムグルサ(26歳, 15位) 7.50
セリーナ・ウィリアムズ(39歳, 9位) 13.00
ビクトリア・アザレンカ(31歳, 14位) 13.00
エリナ・スビトリナ(26歳, 5位) 17.00
エレナ・リバキナ(21歳, 18位) 21.00
キキ・ベルテンス(28歳, 8位) 21.00
カロリナ・プリスコバ(28歳, 4位) 23.00
ペトラ・クビトバ(30歳, 11位) 23.00
マルケータ・ヴォンドロショーヴァ(21歳, 19位) 29.00
エリーゼ・メルテンス(24歳, 20位) 34.00
アネット・コンタベイト(24歳, 21位) 41.00
アリナ・サバレンカ(22歳, 12位) 41.00
コリ・ガウフ(16歳, 51位) 41.00
ジェニファー・ブレイディ(25歳, 25位) 41.00
ヨハンナ・コンタ(29歳, 13位) 41.00
アンゲリク・ケルバー(32歳, 22位) 51.00
ソフィア・ケニン(21歳, 6位) 51.00
ダイアナ・ヤストレムスカ(20歳, 28位) 51.00
フィオナ・フエロ(23歳, 49位) 51.00
日本人の優勝オッズは?
日比野菜緒(25歳, 84位) 501.00
土居美咲(29歳, 80位) 1001.00
9/26時点
女子は2018年の王者シモナ・ハレプが本命の3.75倍。ドロー発表後、予選開始前の4.5倍からさらに下がりました。昨年は準々決勝でランキング下位のアニシモバに破れて敗退。決勝進出経験は2014,17、18年の3回。今季はツアー再開後のプラハ・オープンで優勝しており、執筆時点ではBNLイタリア国際でも勝ち進んでいます。(追記:そのまま決勝まで進み、最後はプリスコバが途中棄権で優勝)
2番手は2016年の女王ムグルサで7.5倍。2017年は4回戦、18年は準決勝、昨年は4回戦で敗退。直近のローマではハレプに準決勝で敗れています。
3番手はセリーナで13倍。全仏優勝は2002、13、15年の3度。出産から復帰した2018年以降の四大大会の成績は、ウィンブルドンと全米の2018、2019大会あわせて4回決勝まで進んでいますが、すべて準優勝です。ここで返り咲きなるか!?
4番手もベテランのアザレンカで同じく13倍。全米OPでは準決勝でセリーナに勝ってファイナルへ進み、最後まで大坂を苦しめました。ちなみにセリーナとアザレンカは順当に進むと4回戦で当たります。(個人的には二人のうちどちらかの決勝進出に期待)
過去の優勝者(直近10年間)
2010 フランチェスカ・スキアボーネ
2011 李娜
2012 マリア・シャラポワ
2013 セリーナ・ウィリアムズ
2014 マリア・シャラポワ
2015 セリーナ・ウィリアムズ
2016 ガルビネ・ムグルサ
2017 エレナ・オスタペンコ
2018 シモナ・ハレプ
2019 アシュリー・バーティ
2020 ???
優勝予想オッズ以外の賭け
女子も男子と同じく優勝オッズ以外の賭けも用意されました。
ドロー4分割ごとの勝者予想オッズ
女子シングルスで決勝へ勝ち進む選手は?
ファイナル進出予想はハレプ2.87倍、ムグルサ4倍。アザレンカ7、セリーナ7.5倍。
女子シングルスの決勝の対戦カード予想オッズ
決勝の対戦カードはハレプvsムグルサなら13倍。なお、前述のとおりセリーナとアザレンカは準決勝までに対戦するためこのオッズに選択肢はありません。
全仏オープン2020ベッティング関連情報
全仏オープンは基本的にすべてのブックメーカーにて賭けることができますから、すでに使用しているブックメーカーがあればテニスのページをご確認ください。テニスオッズの種類やベット方法は下記にて解説しています。
本ページは大会前〜大会中は情報を随時アップデートしていきます。大会中は試合の予想や賭けを楽しむスパイスに、大会後は優勝予想オッズを振り返って、結果が順当だったか番狂わせだったかの確認にご活用ください!