16回目を迎える年末サッカーのビッグイベント、FIFAクラブワールドカップ2019(FIFA Club World Cup 2019)はいよいよラス2。現行の方式で開催されるのは来年まで。コンフェデ杯の廃止と共に、2021年(初回は中国開催)からは4年に一度、24チームが参加する大会へと一新されます。
最後の2回、2019~2020はカタールで行われて例年どおり各大陸の王者が集います。果たして、どの大陸王者が優勝するでしょうか!?…という煽りが虚しくなるほど結果は偏っているわけですが(笑)、ブックメーカーではクラブW杯も毎年ベット対象となっていますから、優勝予想オッズ・各試合の勝敗予想オッズに賭けることができます。
いつもどおり無風の順当か、それとも予期せぬ波乱が巻き起こるか。以下、出場クラブと優勝オッズ、全試合の日程などをまとめておりますので大会を楽しむ参考にお役立てください!
クラブワールドカップ2019優勝予想オッズ(出場チーム)
開催国王者 | アル・サッド(カタール) カタール・スターズリーグ2018-19優勝 |
2回目 |
---|---|---|
オセアニア王者 | ヤンゲン・スポール(ニューカレドニア) OFCチャンピオンズリーグ2019優勝 |
初出場 |
アジア王者 | アル・ヒラル(サウジアラビア) AFCチャンピオンズリーグ2019優勝 |
初出場 |
アフリカ王者 | エスペランス(チュニジア) CAFチャンピオンズリーグ2018-19優勝 |
3回目 |
北中米王者 | モンテレイ(メキシコ) CONCACAFチャンピオンズリーグ2018-19優勝 |
4回目 |
南米王者 | フラメンゴ(ブラジル) コパ・リベルタドーレス2019優勝 |
初出場 |
ヨーロッパ王者 | リヴァプール(イングランド) UEFAチャンピオンズリーグ2018-19優勝 |
2回目 |
開催国からは、昨シーズン国内リーグ優勝のアル・サッドが出場。日本で開催された2011年以来2度目。この時は初戦でチュニジアのエスペランスを破り、準決勝でバルサに破れて3位決定戦で柏と対戦。0-0のままPKへ進み、5-3で勝って初出場3位という成績を納めました。昨シーズンは国内リーグ22試合100ゴール、1試合平均4.5ゴールという素晴らしい記録を残しています。
続いてオセアニアからはヤンゲン・スポール。昨年出場したチーム・ウェリントンをOFCチャンピオンズリーグ準決勝で破り、決勝では同国のライバルであるマゼンタを下して初優勝。
アジアからは皆さんご存知かと。ACL決勝でサウジのアル・ヒラルが浦和を破って出場の切符を手にしました。2017年の決勝も同じカードで、今回はアル・ヒラルがリベンジ成功。これで、日本のクラブは5年ぶりに不参加となりました。(2015年は開催国枠でサンフレッチェ広島、16年は同じく鹿島アントラーズ、17年は浦和レッズ、去年は鹿島がACL王者としてUAE大会に参戦)
アフリカはエスペランス・スポルティーブ・ドゥ・チュニス(ESチュニス)が去年に続いて3度目の出場。初出場は2011年で、今回の開催国王者アル・サッドに破れました。続く5位決定戦はメキシコのモンテレイ相手に3-2で敗戦。去年も初戦で開催国枠のアル・アインに破れ、5位決定戦ではメキシコのグアダラハラにPK戦で勝ちました。つまり実質的には、出場した4試合で90分間の結果は未勝利。今回は初戦でアジアのアル・ヒラルと対戦します。初勝利なるか!?
北中米からは既出のメキシコのモンテレイが4度目の出場です。クラブW杯ではエスペランス同様によく見る名前。初出場は2011年で、柏にPKで破れました。それから2012年の3位決定戦、2013年は5位決定戦でどちらもエジプトのアル・アハリと対戦して勝っています。今回は3年連続から6年ぶりの参戦です。
南米からは、コパ・リベルタドーレス決勝にてアルゼンチンのリーベル・プレートを破ったフラメンゴが初出場。38年ぶり2度目の南米制覇です。(リーベルは2015、2018に続いて3度目の出場ならず)フラメンゴは現在も国内リーグ戦首位独走中で、ブラジル代表のガブリエウ・バルボーザ、ブルーノ・エンヒキ両FWが20ゴール超えで得点ランクもワンツー。前線は見応えありそうですね。
そしてヨーロッパからはリヴァプールが2005年以来14年ぶり2度目の出場です。前回は決勝でサンパウロに破れて準優勝でした。今回で初優勝なるか。プレミアリーグ未だ無敗、クロップ監督の元で完成されたチームに死角なし!?
優勝予想オッズ
(ウィリアムヒルの12/1時点のオッズ)
リヴァプール 1.40
フラメンゴ 3.75
モンテレイ 17.00
アル・サッド 21.00
アル・ヒラル 21.00
エスペランス 34.00
ヤンゲン・スポール 101.00
出場7クラブの優勝予想オッズはというと、リヴァプールがダントツ本命の1.4倍。続いてフラメンゴが3.75倍。この構図、ヨーロッパが1倍台で南米が2~3倍超という関係はクラブW杯では恒例です。そのあとに北中米のモンテレイが17倍。開催国のアル・サッドは21倍、アジア王者アル・ヒラルも同率。大穴はオセアニアのヤンゲン・スポールが101倍。
クラブW杯2019日程・勝敗予想オッズ
さて、ここからは大会スケジュールをどうぞ。試合開始時刻は日本時間表記です。ブックメーカーによる勝敗予想オッズも随時追加していきます。
12/12(木) 02:30 1 | アル・サッド 1(3延長1)1 ヤンゲン・スポール | 1.01 - 15.75 - 29.00 |
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12/14(土) 23:00 2 | アル・ヒラル 1 - 0 エスペランス | 2.00 - 3.20 - 3.70 |
12/15(日) 02:30 3 | モンテレイ 3 - 2 アル・サッド | 1.66 - 4.10 - 4.60 |
12/17(火) 23:30 5決 | アル・サッド 2 - 6 エスペランス | 2.10 - 3.40 - 3.45 |
12/18(水) 02:30 準決1 | フラメンゴ 3 - 1 アル・ヒラル | 1.47 - 4.10 - 6.85 |
12/19(木) 02:30 準決2 | モンテレイ 1 - 2 リヴァプール | 10.00 - 5.90 - 1.23 |
12/21(土) 23:30 3決 | モンテレイ 2(4PK3)2 アル・ヒラル | 3.05 - 3.80 - 2.10 |
12/22(日) 02:30 決勝 | リヴァプール 0(1延長0)0 フラメンゴ | 1.54 - 4.65 - 4.95 |
リヴァプール優勝!!
クラブワールドカップ2019ベッティング
クラブW杯は基本的にどのブックメーカーでも賭けの対象として扱われますが、優勝予想オッズ発表のタイミングは若干差があります。12月1日時点では主な日本語ブックメーカーではWilliam Hillにて出ていました。
各試合のオッズは試合前〜試合中でもベットできます。あと、今回出場する南米のフラメンゴはSportsbet.ioがスポンサーを務めているため、なんらかのフリーベットプレゼント企画があるかもしれません。その際は当サイトの以下のページでもご案内しますが、ユーザーの方は随時サイト上でもご確認を。
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予想と考察
過去15大会中ヨーロッパが11回、南米4回優勝という結果の偏りが示すように、出場チームの実力には圧倒的な格差があります。それを踏まえると、優勝予想は今回も順当にリヴァプールへのBetで問題なさそうな気もします。
あとは反対の山の南米フラメンゴか。そして、昨年もUAEのアル・アインが地元で決勝まで進みましたからアル・サッドにも多少期待。現体制でラスト2回、1度は開催国王者が優勝する瞬間も見てみたい。ただし直近はやや失点が目立つため、試合ごとのオッズはOver気味のオッズに賭けるとおもしろいかもしれません。とりあえず初戦のヤンゲン・スポールには勝つだろうという前提ですが、モンテレイとの試合は試合中のスコア系オッズもチェックを。
今回は日本のチームが出場しないため注目度はここ数年に比べて若干落ちるかもしれませんが、この大会の魅力である「クラブワールドカップならではのレアな対戦」を存分に楽しみましょう!
皆様の予想的中をお祈りしております!