天皇杯決勝、川崎フロンターレvsガンバ大阪が2021年元日に開催されます!通算100回目の歴史的な節目となった今大会は、新型コロナ感染拡大によるフォーマットの大幅な変更があり、J2・J3のトップ1チームずつが準々決勝から、そしてJ1の上位2チームが準決勝からの出場でした。結果的には順当にJ1の両チームがファイナルへ。
この対戦になったことで、リーグの因縁を引き継いだ非常にアツい試合が楽しめそうです。今季J1にて圧倒的な強さで数々の記録を打ち立て王者となったフロンターレと、その達成の瞬間を直接対決の大敗とともに目の当たりにした2位のガンバ。フロンターレが勝てば初優勝、ガンバなら5年ぶり優勝&リベンジ成功。一発勝負で勝つのは果たして…
ブックメーカーでは当然のごとくこの試合も賭けの対象であり、数々のオッズが用意されています。以下、試合概要、両チームの過去の対戦結果、ブックメーカーの各種オッズ、そして予想のための参考データなどを一挙にまとめています。
正月からガッツリ楽しむためのスパイスとしてご覧ください!
天皇杯2020決勝の試合概要
天皇杯JFA第100回全日本サッカー選手権大会 決勝
2020 Emperor Cup Final
川崎フロンターレ(1) vs ガンバ大阪(2)
キックオフ:2021年1月1日(水)14:40
スタジアム:国立競技場(東京)
チーム横の()はJ1最終順位
両チームの天皇杯2020での成績
準決 |
準決 |
準決勝では、川崎はJ3のブラウブリッツ秋田に三笘と田中のゴールで勝利。1点目の三笘の隅を突くゴールは素晴らしかったですし、2点目の田中のフリーキックも見事でしたね。
一方、G大阪はJ2の徳島をパトリックと福田の2発で沈めて勝ち上がりました。パトリックは福田のゴールもアシストしてこの試合1G1Aの活躍。
川崎FとG大阪の天皇杯での成績
川崎フロンターレ
決勝:1回
優勝:0回
準優勝:1回(2016)
ガンバ大阪
決勝:6回
優勝:4回(2008,2009,2014,2015)
準優勝:2回(2006,2012)
川崎はこれが2度目の天皇杯決勝です。前回は2016年の第96回決勝で鹿島と対戦し、2-1で敗れました。G大阪は今回7度目。直前回は5年前で、浦和レッズを2-1で下して連覇を達成しています。
川崎F対G大阪の天皇杯での過去の対戦結果
2015/11/15 4回戦 | 川崎フロンターレ 0 - 2 ガンバ大阪 |
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川崎とG大阪は天皇杯では過去に1度対戦しています。それはG大阪が最後に優勝した2015年の95回大会4回戦(ラウンド16)で、大森晃太郎(現ジュビロ)と倉田秋がゴールを決めました。特に倉田のハーフウェーライン手前から60m独走のゴールは記憶に残っているファンも多いのではないでしょうか。
両チームの直接対戦成績(直近5試合)
こちらは直近5回の直接対戦での結果です。
2020/11/25 J1 | 川崎フロンターレ 5 - 0 ガンバ大阪 |
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2020/08/01 J1 | ガンバ大阪 0 - 1 川崎フロンターレ |
2019/10/19 J1 | ガンバ大阪 2 - 2 川崎フロンターレ |
2019/03/17 J1 | 川崎フロンターレ 0 - 1 ガンバ大阪 |
2018/09/01 J1 | ガンバ大阪 2 - 0 川崎フロンターレ |
今季はフロンターレがシーズンダブル達成。直前回の第29節の試合は等々力でフロンターレが5-0の圧勝。この試合で今季のJ1優勝を決めました。
両チームの通算対戦成績
川崎F 16勝
ドロー 7回
G大阪 19勝
通算42回(1998年以降)
1998年以降の通算対戦成績はフロンターレ16勝、ガンバ19勝、ドロー7回。
ブックメーカーの各種オッズ
さて、それではブックメーカーによる勝敗予想やスコア予想などの各種オッズをご覧ください。
勝敗予想オッズ(1x2)
こちらはブックメーカー「ウィリアムヒル(William Hill)」による90分間の勝敗予想オッズです。フロンターレが1.53倍、ドロー4倍、ガンバは5.5倍ということで、大きな差が開いています。(以下、すべて12月31日am2:00時点)
優勝予想オッズ
こちらは延長以降を含んだ最終的な優勝予想オッズです。ウィリアムヒルでチェックした際にまだ未発表だったため、10betから抜粋。("1x2ワールドカップ優勝"という変なタイトルが付いていたので、一応サポートに連絡して修正をお願いしておきました)
このオッズでは、フロンターレ1.25倍、ガンバが2.95倍となっています。
スコア予想オッズ
こちらはウィリアムヒルのスコア予想オッズ。フロンターレの2-1勝利7.5倍が最低倍率のオッズ。
スコアラー予想オッズ
続いて以下のオッズはゴールを決める選手の予想オッズです。フロンターレ、ガンバともに各選手のオッズが出ています。
まずはフロンターレから。
"いつでも"という選択肢が、90分間に1点でも決めたら的中扱い。フロンターレの選手では、小林が1.91倍、レアンドロ・ダミアンが1.95倍、三笘2.15倍、家長2.3倍。
次はガンバです。
パトリックが3.1倍、渡邊と宇佐美が3.2倍、塚元と唐山が3.7倍というオッズがついています。
アジアンハンディキャップとオーバーアンダー
こちらは10betによる、アジアンハンデ(ハンデ付きの勝敗予想)と、試合中の総ゴール数をオーバー・アンダーの2択で予想するオッズです。ハンディキャップはフロンターレ側にマイナスハンデ、オーバーアンダーオッズでは2点以上動く見込みが高い模様。
試合に関する各種データ
今度は、試合および両チームについてのさまざまなデータをご覧ください。
オッズに基づく擬似勝率
こちらは10betの統計データページから抜粋した、オッズに基づいた90分間の結果の見込みです。
こちらによると、フロンターレが勝つ可能性は60%、ドローは22%、ガンバは18%となっています。
オッズに基づく各種条件の確率
続いてこちらはfctables.comというサッカー統計情報サイトによる、両チームのオッズに基づく各条件での見込みを示したチャートです。
勝率はフロンターレ59%、ドロー23%、ガンバ17%。ゴール数のオーバーアンダーの見込みでは、アンダー1.5(試合中のスコアが1点以下)の見込みは18%で、2点以上動くと的中となるオーバー1.5条件は81%の確率と出ています。同様に、アンダー2.5(2点以下なら的中)は38%、オーバー2.5は61%ということで、合計で3点以上ゴールが可能性が高いことを示しています。
BTTSはBoth Teams To Scoreの略で、両チームがゴールを決めるかどうか。フロンターレもガンバも1点以上決める可能性は60%。あとはAsian Handicapのホーム-0.5が59%となっており、これもフロンターレが勝つ可能性が高いことを示しています。
川崎フロンターレ対ガンバ大阪の過去対戦データ
こちらは前述の10betの統計ページの川崎FvsG大阪の2005年以降の対戦結果に基づく各種データです。フロンターレにとって先日の5-0が対ガンバ戦のベストスコアだったようですね。総ゴール数は奇しくも同数。
川崎フロンターレの今季の成績・スタッツ
続いてこちらは、フロンターレの直近6試合の各データと、今シーズン全試合のデータ。直近6試合は4勝2分の無敗。総得点16で1試合平均は2.67。CS(クリーンシート:無失点)は2試合で、BTTS(両チームが1点取った)試合は4。
シーズントータルも平均得点は2.65と直近の数値とほぼ変わらず、一貫した得点力の高さが伺えます。
ガンバ大阪の今季の成績・スタッツ
こちらはガンバのデータ。シーズントータルの1試合平均得点は1.34とフロンターレの約半分。直近6試合は1.17でした。3点以上動いた試合は2試合で、J1の31節アウェイ湘南戦の2-1勝利と、同29節にフロンターレに5-0で破れた試合です。
天皇杯2020決勝ベッティング
今季パフォーマンスを踏まえるなら圧倒的にフロンターレ勝利の見込みが高く、オッズも大きな偏りが生じています。
前線は小林、レアンドロ・ダミアン、三笘、家長が10ゴール越え。家長は前回の5-0の試合でハットトリックも達成しました。彼は2012年はガンバ所属であり、第92回天皇杯決勝では途中出場、このときは柏レイソルに1-0で破れて準優勝の悔しさを味わっています。キャリアにおいて唯一獲得していない国内タイトルはこの天皇杯のみ。
そうした背景を含め、家長のゴール2.3倍は応援としてはおもしろいと思います。もちろんL・ダミアンや三笘も十分にゴールの可能性あるので、フロンターレ推しの方は気になる選手をピックアップしてみてください。
ガンバにとっては、目の前でJリーグの優勝を決められた悔しさを晴らすリベンジの機会。宮本監督がどのような布陣で挑むのか注目されています。
試合開始までに各サイトでさまざまなオッズが出ますので、随時チェックしてみてください。
なお、中村憲剛がこの試合で現役引退。川崎フロンターレ初優勝で優秀の美を飾れるか?それともガンバ大阪の5度目の制覇か!?正月からガッツリ楽しみましょう!
皆様の予想的中をお祈りしております!