欧州サッカー2018-2019シーズンの締めくくり、チャンピオンズリーグ(UEFA Chamoions League)決勝のキックオフがいよいよ近づいてきました!!!
今季はリバプール(Liverpool)とトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)によるイングランド・ファイナル。リバプールは2季連続、トッテナムはクラブ史上初の決勝です。同国対決になるのは2015-16シーズンのレアル・マドリーvsアトレティコ・マドリーのスペイン対決以来3年ぶり。イングランド勢同士は11年前の07-08年マンチェスター・ユナイテッドvsチェルシーから2度目。
共に準決勝では歴史に残る大逆転突破を果たしてたどり着きました。2日連続で絶叫したファンも多いかと(笑)
いつもプレミアリーグで対戦している両者ではありますが、今回は欧州一を決める大舞台。どのようなドラマが待っているのか楽しみで待ちきれませんね。クロップ&ポチェッティーノ、両監督の熱いリアクションも見逃せません。
もちろんブックメーカーでは賭けの対象です。それも、CLはサッカーの中で最も注目度の高いイベントの一つなので大量の賭けが集まります。当然、オッズの種類・賭けの切り口も多数多様。まだブックメーカーのサイトをご覧になったことがなければ、一度チェックしてみてください。
ここでは、試合を一層楽しむべく各種参考データと主な予想オッズを掲載しました!!
UCL2018-19決勝の対戦カード・スタジアム・キックオフ時刻
UEFA Champions League 2018/19 Final
トッテナム・ホットスパー vs リヴァプール
キックオフ:2019年6月1日(土)21:00 (日本時間で2日の4:00)
スタジアム:エスタディオ・メトロポリターノ(マドリード,スペイン)
試合日は6月1日、現地時間で21:00キックオフ。日本時間では2日の朝4時からです。会場はスペイン・マドリードにある、ワンダ(エスタディオ)・メトロポリターノ。現在アトレティコ・マドリーがホームとして使用する、2017年にリニューアルオープンした新しいスタジアムです。アトレティコのチームカラーが赤&白でスタンドも赤いので、雰囲気はアンフィールドに近いかと。CL決勝に使用されるのは初めてとなります。
両チームの決勝までのあゆみ
両チームの今季CLでの成績・各種データ
こちらは両チームのグループステージから決勝トーナメントまでの12試合の成績、得点・失点の合計など簡単なデータです。
トッテナム | リバプール | |
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今大会の成績 | 6勝2分4敗 | 7勝1分4敗 |
総得点(1試合平均) | 20(1.67) | 22(1.83) |
総失点 | 17(1.42) | 12(1.00) |
ホーム得点 | 9(1.50) | 14(2.33) |
アウェイ得点 | 11(1.83) | 8(1.33) |
ホーム失点 | 6(1.00) | 2(0.33) |
アウェイ失点 | 11(1.83) | 10(1.67) |
上位スコアラー | H.ケイン 5 R.モウラ 5 S.フンミン 4 C.エリクセン 2 F.ジョレンテ 2 |
R.フィルミーノ 4 S.マネ 4 M.サラー 4 J.ミルナー 2 D.オリジ 2 |
勝敗とゴール数はどちらも非常に近い数字ですね。
両チームの直接対戦成績(直近10試合)
2019年03月31日 | プレミアリーグ | リバプール 2 - 1 トッテナム |
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2018年09月15日 | プレミアリーグ | トッテナム 1 - 2 リバプール |
2018年02月04日 | プレミアリーグ | リバプール 2 - 2 トッテナム |
2017年10月22日 | プレミアリーグ | トッテナム 4 - 1 リバプール |
2017年02月11日 | プレミアリーグ | リバプール 2 - 0 トッテナム |
2016年10月25日 | リーグカップ | リバプール 2 - 1 トッテナム |
2016年08月27日 | プレミアリーグ | トッテナム 1 - 1 リバプール |
2016年04月02日 | プレミアリーグ | リバプール 1 - 1 トッテナム |
2015年10月17日 | プレミアリーグ | トッテナム 0 - 0 リバプール |
2015年02月10日 | プレミアリーグ | リバプール 3 - 2 トッテナム |
直近はリバプールが2連勝中です。
両者は過去に170回対戦し、リバプールが79勝、ドロー43回、トッテナムが48勝しています。欧州カップ戦での顔合わせは過去に1度、1972-73シーズンのUEFAカップ(現ELの前身)準決勝。ホーム/アウェイ合計スコア2-2で、アウェイゴール差によってリバプールが決勝に進出し、最後はドイツのボルシアMGを破って優勝しました。ちなみにUEFAカップの第1回大会はこの前年の1971-72シーズンで、初代王者がトッテナムです。
国内カップ戦では、FAカップで5回・リーグカップで7回対戦。FA杯はリバプールが4度勝利(次戦進出)、トッテナムが1度。リーグカップは前者が3度、後者が4度勝利しています。
両者の情報・ジンクス・その他
リバプールは前進のUEFAチャンピオンズカップ時代も含めると優勝5回。(1976-77, 77-78, 80-81, 83-84, 2004-05)決勝進出は今回が9度目。決勝での勝率は62.5%。直前回は去年。レアル・マドリーに3-1で破れました。
トッテナムは初の決勝。最高成績は1961-62のベスト4。CLになってからは2010-11のベスト8まで。
同国対決は今回が7度目です。
1999-00 レアルvsバレンシア
2002-03 ACミランvsユヴェントス
2007-08 マンUvsチェルシー
2012-13 バイエルンvsドルトムント
2013-14 レアルvsアトレティコ
2015-16 レアルvsアトレティコ
2018-19 トッテナムvsリバプール
前回のイングランド対決では、1-1ドローのままPK戦まで進み、6-5でユナイテッドが優勝しました。
ジンクスとしておもしろいのは、リバプールのクロップ監督の決勝での"勝負弱さ"。監督キャリアの中で、現在カップ戦決勝で6連敗中です。最後に獲ったのはドルトムント時代、2011-12年の国内カップ(DFBポカール)。それ以後、12-13シーズンのCL決勝、13-14、14-15のDFBポカール、リバプールに移って15-16のリーグ杯とヨーロッパリーグ決勝、そして去年のCLを落としています。またしてもこの不名誉な記録を更新してしまうのか。それとも自身3度目のCL決勝でついに戴冠なるか!?
もしリバプールが破れた場合は、トッテナムが2012年のチェルシー以来23番目の新しい欧州王者となります。
ブックメーカーによる勝敗予想オッズ・スコアオッズ等
さて、それではブックメーカーが発表している各種オッズをみてみましょう。こちらは10bet(テンベット)やWilliam Hill(ウィリアムヒル)など大手サイトで賭けられるオッズです。倍率は5月27日時点のもの。
勝敗予想オッズ
90分間の予想オッズは、トッテナム4.00倍、ドロー3.45倍、リバプール1.90倍。リバプールの方が大きく有利と評価されているようですね。
延長・PKを含む結果予想オッズ(実質優勝オッズ)
こちらのオッズは、延長戦やPK戦での結果を含んで最終的にどちらが優勝するか。トッテナムは2.6倍、リバプールは1.48倍。
延長・PK戦で決着するか?
90分間では決着がつかないと予想するなら、優勝オッズまたはこちらのオッズへの賭けもおもしろいです。延長でリバプールが勝てば11倍。PK戦でトッテナムが勝てば13倍。
スコア予想オッズ
スコアを正確に予想するオッズでは、1-1のドローが最低オッズの6倍になっています。次に低いのはリバプールの1-0で7倍。2-1勝利が8.5倍。
スコアOver/Under予想オッズ
ゴール数のオーバーアンダー予想オッズは、オーバー2.5とアンダー2.5が共に1.86倍。3点以上・以下の評価が割れていると見てとれます。
ゴールスコアラー予想オッズ
次はゴールスコアラーオッズをご覧ください。
トッテナム
トッテナムのオッズは、ケインが最低倍率。1試合中に1ゴールでも決めたら的中となる「いつでも」の選択肢は2.5倍です。次がソン・フンミンの3.5倍、ジョレンテ、モウラが3.9倍で続きます。
リバプール
リバプールは、サラーとマネが2.37倍。オリジ2.6倍、スタリッジ2.75倍、フィルミーノ2.9倍。ワイナルドゥム、ミルナー、ファンダイクらの少し高めのオッズも賭けておくとおもしろいかもしれませんね。
CLの特殊な賭け方
ブックメーカーでは、この試合に対してさまざまなおもしろい賭けを用意しています。以下はその一例です。
増強オッズ
こちらはウィリアムヒルの「増強オッズ」という、通常より倍率が高めに設定されているもの(当社比で)。前半のうちに両チームがゴールを決めるか否かの予想オッズは5.5倍。サラーが先制ゴールを決めたら6倍。ソン・フンミンのゴールを含んでトッテナムが勝利すれば8倍。これら選択肢にある結果が起こると予想するなら、賭けておくと試合を一層楽しめます。
ケインとサラーのゴール数比較予想オッズ
これは、ケインとサラーのどちらの方がより多くゴールを決めるかを予想する賭け。ケイン1ゴールサラー無得点ならケインの4倍が的中扱い。二人ともノーゴールや1点ずつなら、引き分けに賭けていると的中です。
同様の賭けで、二人のゴール数をピタリと予想する賭け方も出ていました。例えばサラー2点、ケイン0点なら15倍が的中です。狙って当てるという性質の賭け方ではないので、あくまでおまけ感覚で挑戦を。
YourOdds(ユアオッズ)
さらにウィリアムヒルでは、ユーザーが応募した賭けのアイディアにも賭けることができます。サイト上のオッズページでYourOdds(ユアオッズ)と書かれたセクションをご覧ください。上の画像のような5倍程度のものから、最大5001倍まであります。以下は1000倍を超える実際のオッズ。
デレ・アリ&モハメド・サラー 両方開始から10:00分以内にゴール 1001倍
トッテナム勝利, 両チームとも得点, 各チームOver3コーナー各ハーフ内で 1251倍
3-3引き分け, ハリー・ケイン&モハメド・サラー Both To Score A Headed Goal 1501倍
リヴァプール勝利 3-0, マネ&ファンダイク Both To Score Headed Goals & Alexander-Arnold ゴールをアシスト 2501倍
トッテナム勝利 3-2, リヴァプール得点(ファーストゴール&2点目のゴール), ルーカス・モウラがハットトリックを得点 3251倍
リヴァプール勝利 5-1, フィルジル・ファン・ダイク得点, ジョーダン・ヘンダーソン&デレ・アリ 両方にカードが出される 5001倍
3-3引き分け, トッテナム勝利5-3延長戦の後に, ベン・デイヴィスが延長戦でゴール 5001倍
かなりおもしろい賭け方がたくさんありますので、ウィリアムヒルを利用している方はYourOddsもチェックしてみてください。
分析と考察
最後は試合内容とベットの考察です。
優勝予想系の保険
もしも開幕前にリバプールかトッテナムの優勝予想オッズに賭けているなら、先ほどご紹介した延長・PK戦含む勝敗オッズの相手チームに賭けておくと保険になります。
今回、リバプールは大会開幕前に13倍、トッテナムは26倍でした。(共にウィリアムヒル)
もしもリバプールに10,000円賭けていたなら、優勝すると13万円の払い戻しです。1万円の賭け金を引いて12万円の儲けですね。この想定利益のうち例えば2万円をトッテナムの今回の勝利オッズ2.6倍に投入した場合、トッテナムが優勝したら2万円 x 2.6倍 = 5万2千円の払い戻しとなります。
使った2万円を引いても3万2千円プラスです。リバプールの優勝オッズに最初に賭けていた1万円を引いても2万2千円儲かります。この状態でリバプールが優勝したら、トッテナムへの保険に使った2万円は失いますが10万円の儲けが残ります。
トッテナムの26倍に1万円賭けていたら優勝すると25万円の利益。リバプールの優勝オッズは1.48倍になっているので、2万円以上を賭けておくとどちらが優勝しても損しません。
まぁ、チームの優勝を願って最初に賭けているわけですから、このような保険は少し邪道ではありますが…事前にどちらかの優勝にベットしていて、安心して試合を楽しみたいならこの作戦の活用もご検討を。
攻守の切り替えが早い展開に!?
勝負は、ブックメーカーのオッズが示すようにリバプールの方が優位ではないでしょうか。
前線のアタッカー陣が脅威なのはもちろん、特に光るのは守備。昨シーズンのプレミアリーグでリバプールは計38失点でした。それが今季は22失点に改善されました。
リバプールの特徴的戦術、クロップ氏がドルトムント時代から徹底している「ボールロスト直後からすぐにプレスをかけて敵陣深くでボールを再奪取するゲーゲンプレス(ストーミング)」は諸刃の剣で、後ろが弱いとカウンターを浴びて失点してしまうことも多いのですが、今季はその弱点を見事に補強しています。
特にケガ人もいませんから、ベストな状態で臨めるかと。
かといって一方的ではなく、スパーズも堅守速攻のカウンターがありますから攻守の切り替えが早い展開になるとみています。今季CLでコーナー獲得回数はスパーズが最多。(72本、1試合平均6本)ちなみに被コーナー数も多く、全チーム中3位で51本。
クロスの本数はリバプールが最多の242本、通った本数は63。トッテナムは2位で233本、成功64本。これらの数字が示すとおり、どちらも攻撃回数が多く積極的です。
試合が始まって実際にそのような展開になりそうなら、コーナーキック本数予想オッズで少し多めのOverオッズに賭けてみるのもおもしろいかもしれません。あとヘディングによるゴールの有無に関するオッズも。
チャンピオンズリーグはすべてのブックメーカーがオッズを出します。すでに使用中のサイトがありましたら、試合前にチェックしてみてください。
歴史に残る逆転突破を果たしたファイナリスト両チームの競演を楽しみましょう!
皆様の予想的中もお祈りしております!!