アジアカップ2019、日本はサウジに続きベトナムも1-0で勝って次はいよいよ準決勝。オマーン、中国を退けてきたイランとの対戦です。今大会で日本が対戦する相手のなかで間違いなく最強。実際にFIFAランキングでも順位が日本より上で、過去18度の対戦で通算成績では負け越しています。さらに、現時点の今大会の優勝オッズでも本命。
イラン2.25倍、日本は2番手の3.25倍。
(10betの1/27/17:00時点)
この前評判を覆して決勝進出なるか!?ここでは、試合情報や過去の成績、ブックメーカーの各種オッズなどをまとめているので、予想や観戦を楽しむスパイスにどうぞ!
日本vsイラン戦の開始時間・スタジアム・FIFAランキング
Asian Cup 2019 Semi Final
イラン(29) vs 日本(50)
キックオフ:2019年1月28日(月)18:00 (日本時間23:00)
スタジアム:ハッザーア・ビン・ザーイド・スタジアム(アル・アイン)
()の数字はFIFAランキング
イランは最新FIFAランキングでアジア最高の29位。日本は50位。試合は月曜18:00(日本時間23:00)から。スタジアムは地元のアル・アインFCが使用するハッザーア・ビン・ザーイド・スタジアムで、日本の塩谷選手にとってはホーム。
日本とイランの直近5試合の結果(アジア杯のここまでの成績)
日本 1 - 0 イラン |
中国 0 - 3 イラン |
こちらは直近5試合の成績、実質今回のアジア杯のここまでの結果です。日本は全勝、森保ジャパン発足以後は10試合9勝1分で無敗記録は継続中。ただ、アジア杯での5試合はすべて1点差でギリギリの勝利。親善試合とは異なる厳しさが伺えます。
対するイランはアジア杯4勝1分。グループステージのイラク戦のみスコアレスドロー。いまだ無失点で守備は盤石。ちなみに、昨年のワールドカップではスペインやポルトガルら欧州の強豪、そしてモロッコと同じグループでした。突破こそできなかったものの、初戦のモロッコには1-0で勝ち、2試合目のスペインには1-0で負け、そして最終戦のポルトガルには1-1で引き分けています。スペイン戦以降12試合して8勝4分の無敗を維持しています。
両チームの選手
こちらは両チームのメンバーです。黄色は準々決勝で出場していた選手です。
今大会は準々決勝からVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が導入されたのですが、日本vsベトナム戦はまさにVARが主役でしたね。前半24分の吉田選手のゴールがハンドで取り消しとなり、後半8分の堂安選手が相手エリア内で倒されたシーンが後からファウル判定となってPK獲得。そしてこれを決めて1-0。点が決まったあと後半27分に北川選手に変わって大迫選手がピッチへ。北川選手は惜しいシーンがあったものの結果は残せず。そして大迫選手はトルクメニスタン戦以後4試合ぶりで18分間のプレーでしたが、起点となって前線を活性化しました。イラン戦は先発復帰が濃厚なので、攻撃の鍵を握りそうです。
対するイランは、2011年に就任したカルロス・ケイロス監督のもとで長い期間をかけてチーム作りが進められており、チームの完成度は日本よりも格段に上と言えるでしょう。メンバーもタレント揃い。前線には昨シーズンのオランダリーグ得点王アリレザ・ジャハンバフシュ、昨シーズンのギリシャリーグ得点ランキング2位のカリム・アンサリファルド、そして"イランのメッシ"と称されロシアの強豪ルビン・カザンでプレーするサルダル・アズムンら欧州各地でプレーする選手がずらり。もう一人、187cm/80kgでフィジカルの優れたメフディ・タレミという選手がいますが、日本戦は累積警告で出場停止。
彼ら前線のメンツは脅威ですが、それ以上に光るのは守備。モルテザ・プーラリガンジ(184cm)、ホセイン・カナーニ(188cm)、マジド・ホセイニ(183cm)ら長身DFの壁は厚く、今大会5試合無失点どころか、過去3年間の国際試合(36試合)での総失点はたった18。一試合での最大失点は2で、3失点した試合はゼロ。その硬さはFIFA公式が2018のワールドカップで最も優れたディフェンダーチームと評するほど。(149本のシュートを浴びて失点2)
ここで日本の前線が最強と呼べる得点力を持っているなら「矛vs盾」と言えるのですが…、果たして今の日本はこの壁を破れるでしょうか!?
日本vsイランの過去の対戦成績
こちらは過去の対戦成績です。
2015/10/13 | 親善試合 | |
---|---|---|
2005/08/17 | W杯予選 | |
2005/03/25 | W杯予選 | |
2004/07/28 | アジア杯 | |
1999/09/08 | 親善試合 |
直前回は約3年前の親善試合。その前はさらに10年以上遡ります。通算18回対戦し、結果は日本5勝、イラン7勝、ドロー6回。イランの方が勝ち越しています。ゴール数は日本19点、イラン22点。
日本vsイランのブックメーカーの各種予想オッズ
ということで、ここからはブックメーカーが用意している各種予想オッズを見てみましょう。
勝敗予想&決勝進出予想オッズ
10betが試合前日時点で用意している90分間の勝敗予想オッズは、イランが2.25倍、ドロー2.95倍、日本3.55倍。今大会6試合目にして、はじめて日本の方が低い評価となっています。延長戦・PK戦の結果を含む決勝進出予想オッズではイラン1.6倍、日本2.25倍。
スコア予想オッズ
スコアの予想オッズではイランの1-0勝利が最低オッズの5倍。続いてスコアレスドローと1-1が5.5倍。延長戦へもつれると考えるなら、これらのオッズに賭けておくのも良いかと。日本の勝利オッズでは1-0が7.5倍。
オーバーアンダー予想オッズ
試合中に何ゴール入るかを予想する賭けでは、アンダー2.5(総ゴール数が2点までなら的中)のオッズが1.41倍という低い数字に。上のスコア予想オッズもそうですが、1点が重い展開になると見込まれているようですね。イランの過去データに基づくと納得です。
ゴールスコアラー予想オッズ
次は選手ごとの賭け。
イランの選手のオッズ
ここまで大会4ゴールのアズムン選手が最低オッズの2.62倍。続いて、昨シーズンのギリシャリーグで得点王ランキング2位のアンサリファルド選手が3.5倍。中国戦でも後半41分に出場し、アディショナルタイムにダメ押しの一点を決めています。
日本の選手のオッズ
日本は最低オッズの大迫選手でも3.7倍というハイプライス。イランから今大会初ゴールを奪えるか。
先制点の予想オッズ
こちらのオッズは試合中の1点目がどのような手段によるものかを予想する賭け。普通のシュートが1.6倍、頭で決めるのが5.1倍。試合がスコアレスになると予想するなら、No Goalの6.2倍に賭けておくのも良さそうです。
アジアンハンデ予想オッズ
互いに譲らず0-0や1-1になると予想しつつその上で日本への応援賭けをするなら、このアジアンハンデオッズの日本+0.25(1.94倍)か+0.5(1.64倍)も狙い目かと。
90分間の試合結果にハンデを足して結果を判定するので、日本の+0.5に賭けると試合がドローなら賭けが的中となります。+0.25に賭けると、もしもドローなら賭け金の半分が返金で半分が的中扱いに。(詳しくは当サイトのハンディキャップの解説ページをご覧ください)
個人的には、日本のハンデ+0.25の1.94倍、そして延長&PKを含む突破予想の2.25倍、そしてデータに反してオーバー2.5の2.80倍(試合中に3点動けば的中)が良いのでは?と予想。
イランが鉄壁とは言え今回のアジア杯で対戦してきたチームのなかでは日本が一番クオリティが高いと思いますし、勝つためにはゴールが必要ですし。
あと、ちょっと賭け方の戦略についての補足ですが、このタイミングで「イランの優勝オッズ2.25倍」と「日本の突破予想の2.25倍」に同じ金額ずつ賭けておくのも狙いとしては面白いです。
期待どおりに日本が勝てば突破予想の賭けが的中し、イランの優勝オッズへの賭け金を引いてもプラスになります。一方でイランが勝つと、日本の突破予想オッズは外れとなりますが、トーナメントの反対の山からUAEかカタールが上がってきても、勝つ見込みが高い。また、決勝前の相手の優勝オッズはおそらく格下扱いの高いオッズとなるため、適切な額を賭ければ勝ち負け関係なく儲かるようにできます。
トーナメントの場合は、状況に応じて(特に今回のような準決勝のタイミング)こうしたチャンスもあるので、いろいろ工夫しながら狙ってみてください。
まぁ、そんな小細工抜きで日本が勝てば最高ですが。
結果は果たして!!??
皆様の予想的中をお祈りしております!!