アジアカップ2019、グループステージ全試合が終了しいよいよ決勝トーナメントがスタートします。グループFを1位で突破した日本の相手はE組2位のサウジアラビア。2017年9月のワールドカップ予選から約1年半ぶりの対戦、そして通算14回目の顔合わせです。
過去の歴史を振り返ってみると、このアジアカップでは両者に深い因縁があります。特にサウジアラビアにとっては。
それも含め、ここでは試合の情報・メンバー・過去の対戦成績・ブックメーカーで賭けられるオッズなどをまとめているので、観戦を一層楽しむスパイスとしてお役立てください!
日本vsサウジアラビア戦の開始時間・スタジアム・FIFAランキング
Asian Cup 2019 Round 16
日本(50) vs サウジアラビア(69)
キックオフ:2019年1月21日(月)15:00 (日本時間20:00)
スタジアム:シャールジャ・スタジアム
()の数字はFIFAランキング
試合は21日の月曜日、15時から。日本時間では20:00キックオフ。22:30スタートだったオマーン戦、ウズベキスタン戦に比べて観やすい時間帯ですね。現地の天気予報によると最高気温は22度、晴れとのこと。
両チームの選手
こちらは両チームのメンバーです。
日本代表は、別メニューで調整中のGK東口選手を除いてグループステージ3試合で全員が出場しました。先日のウズベキスタン戦はすでにグループ突破が決まっていたこともあり、オマーン戦から先発を10人変更。武藤、乾、塩谷選手ら3人を除いて国内組で臨みました。結果は2-1で日本が勝利。キャプテンの青山選手は攻守に貢献し、右サイドの室屋、伊東選手らも機能していて非常に良かったですね。室屋選手のクロスからの武藤選手のゴール、そして塩谷選手が普段プレーしているアルアインのホームスタジアムで魅せたの豪快なミドルも素晴らしかった。懸念されるのはやはり守備の面か。ショムロドフ選手が先制ゴールを決めたシーンでは、相手の技術よりもDF陣の連携の拙さが垣間見えました。1点が命取りのトーナメントでは、より経験豊富な選手が起用されそうです。
サウジアラビアは、北朝鮮、レバノン、カタールと同じグループE組を2勝1敗で2位通過しました。初戦は北朝鮮に4-0、2試合目はレバノンに2-0、そして3試合目はカタールに0-2で破れています。招集メンバーは全員が国内リーグでプレーする選手。リーグ2連覇中の強豪アルヒラルから5名。注目は、代表通算13ゴールでここまで大会2ゴールを決めているFWファハド・アル=ムワッラド選手。今季のリーグ戦でも11試合で7ゴールを挙げています。カタール戦ではポスト直撃の惜しいシーンもありました。チームとしては、以前チリ代表を率いたアルゼンチンのピッツィ監督のもと組織的かつ攻撃的なプレーを仕掛けてくる特徴があります。一方で日本と同じく守備にはやや脆さもあり、コーナーやFKなどのセットプレーは日本にとって有利な場面となるかもしれません。
日本vsサウジアラビアの過去の対戦成績(直近5試合)
こちらは過去の対戦成績です。直近5試合の結果を載せています。
2017/09/05 | W杯予選 | |
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2016/11/15 | W杯予選 | |
2011/01/17 | アジア杯 | |
2007/07/25 | アジア杯 | |
2006/11/15 | ア杯予選 |
過去13試合して、通算戦績は日本が8勝、サウジアラビア4勝、1ドロー。
直前回は2017年9月、すでに日本が出場を決めていたワールドカップ2018のアジア3次予選最終戦にて。この試合でも、先に挙げたファハド・アルムワッラド選手のゴールによって1-0でサウジが勝利し、ワールドカップの出場を決めました。
アジアカップでの過去の対戦は5度。初回は、Jリーグがスタートする前年の1992年に開催された日本大会の決勝。1-0で日本が勝利しアジアカップ初優勝を飾りました。次は8年後の2000年。グループCの一試合目で日本が4-1で快勝。日本はグループ1位通過し、サウジは2位でトーナメントへ。反対の山から互いに勝ち上がって決勝で再び対戦し、またも日本が1-0で勝利。日本はこれで2度目の戴冠となりました。
その次は2007年の準決勝。3-2でようやくサウジがリベンジ。が、その4年後は再び日本がやり返し、グループステージにて5-0で圧勝しました。そして決勝でオーストラリアを破って4度目の王者に。
ということで、トーナメントで3度、しかも決勝で2度戦ってどちらも日本が1-0で勝っています。サウジアラビアにとって、アジア杯での対日本戦への想いは相当なものがあるでしょう。6度目の今回は果たして!?
日本とサウジアラビアの直近5試合の結果
日本 2 - 1 ウズベキスタン |
サウジアラビア 0 - 2 カタール |
こちらは両チームの直近の成績です。アジアカップの3試合は皆さんご存知のとおり。森保ジャパンは発足以降8試合7勝1分の無敗。ちなみに、日本代表の新監督就任からの無敗記録はザックが2010年10月から2011年11月にかけて打ち立てた18戦無敗(11勝7分 *延長、PKによる勝利2試合をドローにカウント)。この記録の中に、サウジに5-0で勝ったアジアカップ2011も含まれています。
まだまだ先は長いですが、このまま好記録を維持して欲しいですね。
日本vsサウジアラビアのブックメーカーの各種予想オッズ
さて、ここからはブックメーカーにて賭けられる各種オッズをご紹介します。こちらは、優良サイトのウィリアムヒルと10betにて1月20日の15:00時点で発表されていたオッズの一部です。
勝敗予想&準々決勝進出予想オッズ
90分間の結果予想は、日本が1.73倍、ドロー3.5倍、サウジアラビア4.6倍。
そして決勝トーナメントからは次戦進出予想オッズも加わります。こちらは延長やPK戦の結果も含む賭けで、日本の突破は1.4倍、サウジは2.75倍。
スコア予想オッズ
続いてスコアの予想オッズ。日本の1-0勝利が最低倍率の5.8倍。続いて1-1が6倍。90分間では決勝がつかないと予想するなら、0-0、1-1、2-2あたりにまとめて賭けておくのも面白そうです。
ゴールスコアラー予想オッズ
次は選手ごとの賭け。
日本の選手のオッズ
日本の選手のゴールストコアラー予想オッズは大迫選手が2.4倍、次に北川選手が2.6倍。大迫選手は別メニュー調整中とのことで、次の試合での出場が微妙か、また途中出場かとも報じられています。北川選手はウズベキスタン戦で惜しいシーンもありましたが、未だ得点なし。そろそろ初ゴールも見たいですね。塩谷選手は5.5倍。2試合連発への応援賭けもアリかと。
サウジの選手のオッズ
こちらはサウジアラビアの選手のゴール予想オッズ。やはりアル=ムワッラド選手が最低オッズの3.25倍。レバノン戦で決めたフセイン・アルモカハウィ選手は9倍。北朝鮮で先制弾を決めたハッタン・バヒーブリ選手は7倍となっています。
両チーム共にゴールするか?
こちらは両チームによるゴール有無を予想するオッズ。"はい"が2倍で"いいえ"が1.73倍。
ゴールオーバーアンダー予想オッズ
ゴールオーバーアンダーは試合中の総ゴールが「●点以上か以下か」を予想する賭け。3点以上なら的中のオーバー2.5が2.10倍、反対のアンダー2.5が1.71倍で、3点も動かないと評されているようですね。
ペナルティやオウンゴールも要チェック
90分間にPKがあるか、オウンゴールが生まれるかという賭けも意外と見逃せません。サウジの鋭い攻撃を止めるためにやむなくファウル→PKと予想するなら、「ペナルティで得点」「ペナルティをミス」の両方のサウジアラビアに賭けておく、という作戦も有効です。オウンゴールもしかり。
この試合、オッズが示しているほど日本が有利とも思えませんし、なによりUAEでの開催ということで隣国のサウジアラビアにとってはほとんどホームのようなもの。声援に支えられ、日本の守備の緩みをついた素早い攻撃によって1点は献上しそうな気が。
絶対に負けられない戦い、勝者は果たして!!??