アジアカップ2019決勝、「事実上の決勝」とまで言われた準決勝のイラン戦も終わってみれば3-0で完勝し、大会5度目の優勝まであと一歩の日本。最後の相手は開催国UAEを4-0で破って初のファイナル進出を果たしたカタール。両者は今回9度目の対戦です。
ここまで来たら、ブックメーカーを使った賭けとしては「優勝オッズ」への応援賭けのみで十分楽しめると思いますが、試合観戦をより刺激的にすべく両チームの各種データや賭けられる各種オッズについてまとめました!
日本vsイラン戦の開始時間・スタジアム・FIFAランキング
Asian Cup 2019 Final
日本(50) vs カタール(93)
キックオフ:2019年2月1日(金)18:00 (日本時間23:00)
スタジアム:シェイク・ザイード・スタジアム(アブダビ)
()の数字はFIFAランキング
FIFAランキングでは日本の方が格上。決勝は2月1日の夕方18:00から。日本時間は23:00です。スタジアムはアブダビのシェイク・ザイード・スタジアム。日本はグループステージのオマーン戦で、カタールは準々決勝の韓国戦で使用しました。
日本とカタールのアジア杯のここまでの試合結果
準決勝:イラン 0 - 3 日本 |
準決勝:カタール 4 - 0 UAE |
こちらは今回のアジアカップでの両チームの試合結果です。どちらも全勝しています。
日本は準決勝でイランに勝ったことで森保ジャパン発足以後の無敗記録を11試合10勝1分に伸ばしました。就任からの勝率としては歴代の代表監督でナンバーワン。なお、成績とは関係ありませんが日本はこのアジアカップのあと3月にコロンビアとの親善試合を控えています。親善試合とはいえ、ワールドカップのリベンジを果たすべく高いモチベーションで挑んでくるでしょう。ここでカタールに勝ち、ぜひとも「W杯以後無敗」という肩書きで臨んでほしいですね。
カタールは全勝に加え無失点。素晴らしい成績でアジアカップ10回目の出場にして初めて決勝まで進みました。今大会8ゴール、得点王ランキング1位のアルモエズ・アリ選手が日本戦でゴールを決めたら、大会最多ゴール記録更新となります。日本の守備陣がエースを零封できるかどうかも注目どころ。なお、このアジア杯に挑む直前、昨年大晦日にイランと親善試合を行なっているのですが、この試合は1-2で破れています。
両チームのメンバーと準決勝の出場選手
こちらは両チームのメンバーです。黄色は準々決勝で出場していた選手です。
準決勝イラン戦の先発は権田、吉田、冨安、長友、酒井、柴崎、遠藤、堂安、原口、南野、そして大迫選手。大迫選手以外はベトナム戦と同じ、そして彼はグループステージ初戦のトルクメニスタン戦以来の先発となりました。やはり半端ではない活躍をみせてくれましたね。単にゴールを決めたということ以上に、前線への影響力が絶大。決勝でももちろん攻撃の要となるでしょう。
そして守備面では、相手エースを完璧に抑えこんだ冨安選手に長友・吉田選手らベテランから、そして各国のメディアからも賞賛が。この決勝でもアルモエズ・アリ選手とのマッチアップは見どころになりそうです。
懸念材料としては、酒井・遠藤両選手がイラン戦で相手との接触により負傷し、試合後に病院で検査することになりました。酒井選手は異常なしとのことですが、遠藤選手は肉離れで欠場の可能性が。先発が塩谷選手になる可能性も。そうなれば、現地でプレーする彼の活躍も期待しましょう。
対するカタールは、U-19~23世代の監督を2014年から歴任してきたフェリックス・サンチェス氏が2017年からA代表の監督に就任。メンバーは、日本の井手口選手と同僚のMFハレド・モハメド選手以外は自国カタールリーグでプレーする選手で編成されています。同一チームから招集された選手も多く、元バルサ・スペイン代表のシャビを擁する強豪アル・サッドから9名。チームのキャプテンであるハサン・アルハイドスは代表100キャップを超えるベテラン。8年前のアジアカップで日本に負けたときはベンチ入りしていました。なお、シャビは代表のコーチングスタッフも務めています。そして、昨シーズン王者のアル・ドゥハイルから、アリを含む5名。
日頃から共にプレーする選手同士で連携も優れ、硬い守備からのカウンターも脅威。今回の開催国であるUAEは政治的には国交断絶状態で、いわば全試合アウェイみたいなもの。特に準決勝はまさにUAEが相手とあってサポーターの蛮行も目立つひどい状態でしたが、それでもブレることなく4-0で快勝し、全試合クリーンシートで勝ち上がってきました。
日本vsカタールの過去の対戦成績(直近5試合)
こちらは過去の対戦成績です。
2011/11/21 | アジアカップ | |
---|---|---|
2009/06/10 | W杯予選 | |
2008/11/19 | W杯予選 | |
2007/07/09 | アジアカップ | |
2000/10/20 | アジアカップ |
両者は合計で8度対戦し、結果は日本2勝、カタール2勝、4ドロー。
日本の勝利は2000年代以降、カタールの2勝は共に1980年代。最後に対戦したのはカタールで開催された2011年のアジアカップ決勝トーナメント初戦。接戦の末、日本が3-2で劇的勝利を納めました。ザックが就任して最初の国際大会、キレッキレの香川選手の躍動、まだ若かった吉田選手の退場、そして試合終了間際の伊野波選手の勝ち越し弾。覚えている方も多いのではないでしょうか。
アジアカップでは3度対戦していて、日本が1勝、あとはどちらもグループステージで1-1で引き分けています。4度目の今回は果たして!?
日本vsカタールのブックメーカーの各種予想オッズ
ということで、ここからはブックメーカーが発表している各種オッズをご紹介します。
勝敗予想オッズ
90分間の結果予想では、日本2.05倍、ドロー3.10倍、カタール3.85倍。日本の方が勝つ見込みが高い評価となっています。
スコア予想オッズ
スコアの予想オッズは、日本の1-0勝利が最低の5倍。0-0と1-1が5.8倍。カタールの1-0が8倍。この試合も日本vsイラン戦と同じく、カタールがここまで無失点というデータに基づいてか1-0の倍率が非常に小さくなっています。
オーバーアンダー予想オッズ
試合中の総得点予想も、アンダー2.5(3点以下なら的中)が1.45倍と低め。
延長で勝利・PKで勝利
試合が延長戦・PK戦に進むだろうという前提で予想するなら、この延長での勝利、PKでの勝利で賭けておくのも良いかもしれません。日本なら延長で勝てば9倍、PKなら8.5倍。
優勝予想オッズに応援賭け
最後に、優勝オッズがこちらです。
日本が1.5倍、カタール2.5倍。
ここでの優勝オッズとはつまり延長とPK戦含む、最終的な勝者の予想オッズ。90分間で日本が勝ち切ると予想するなら、勝敗予想オッズの2.05倍のほうが当たった時に配当がおいしいのですが、ドローで延長へもつれる可能性もありそうだと考えるなら応援賭けにはこのオッズを。また、大会がスタートする前にはどのブックメーカーでも日本の優勝オッズは5倍前後ありましたから、すでに賭けている方はワクワクしながら観戦をお楽しみください。
今回の決勝の二つのトピック
今回の大会で16強以降の対戦カードをほぼ的中させているシャビさんは、決勝が「日本vsカタール」になることも当てました。そしてカタールが優勝すると予想しているようです。自身がコーチを務めているし、地元のニュースメディアでの発言ということで贔屓目な部分もありそうですが、果たして!?
また、今回の試合で日本が優勝すると、チームとして最多優勝記録を更新するだけでなく、森保監督は「選手・監督の両方でアジアカップを制する史上初の人物」となります。(1992年に日本が初優勝した際に出場)
シャビの予想的中でカタール初優勝か、森保監督の偉業達成と日本5度目の戴冠か!?
結果は果たして!!??
皆様の予想的中をお祈りしております!!