サッカーでも野球でもテニスでもバスケでも、
スポーツは賭けると何倍もおもしろい。
スポーツベッティング(Sports Betting)とは、直訳すると"スポーツの賭け事"です。インターネット上にはスポーツベッティングができる「ブックメーカー」と呼ばれるウェブサイトが無数にあります。ブックメーカーのサイトには、さまざまなスポーツの「勝敗予想オッズ」「スコアの予想オッズ」「誰が点を決める?」「どのチームが優勝する?」など多様な「オッズ」が並んでいて、お金を賭けて当たれば倍率に応じた払戻金を得られます。
スポーツベッティングの本質は上の一文に集約されますが、実際は単なるギャンブルの枠を超えた楽しさが詰まっています。賭けにそこまで興味がなくても、知識として知っておくだけでスポーツファンにはメリット満載。
今好きなスポーツはもっと奥深く関われるようになり、知らなかったスポーツに興味を持つきっかけにもなるかもしれません。
このページは、そんな「スポーツベッティング」および「ブックメーカー」の世界を知るための日本語版ポータルとしてご用意しました。
スポーツベッティングとは何か?を、「主な特徴をまとめた"概要編"」「市場規模やトレンドなど業界全体にまつわる情報の"知識編"」「ブックメーカーを利用することで生まれるメリットや、プレー方法の"実践編"」の3つの視点から解説しています。特に後半は利用者目線でのポイントを交えて具体的に掘り下げているため、プレーにあたっての参考にお役立てください。
スポーツベッティングとは何か?【概要編】
繰り返しになりますが、スポーツベッティングとは、スポーツのベッティング(Betting = 賭け)という言葉のとおり、スポーツへ賭けること。スポーツギャンブルも同じ意味です。
サッカー、野球、バスケ、テニス、アメフト、ラグビー、バレーボール、ゴルフ、eスポーツ、ハンドボール、格闘技、アイスホッケー、F1やモトクロスなどのモータースポーツ、クリケット、ダーツ、ビリヤード、サーフィン、ビーチバレー、夏季・冬季オリンピック競技すべて、そのほか、ほとんどすべてのメジャースポーツが賭けの対象になります。
さらに、選挙、天候、株価、アカデミー賞、ノーベル賞、TV番組の企画、セレブのゴシップ、王室の赤ちゃんの名前、宇宙開発絡み、などスポーツ以外のトピックもギャンブル対象。
「●●氏の次のデートの相手は?」というワイドショー的なネタ、「地球人とエイリアン、宇宙戦争に勝つのは?」という、地球人が負けたら誰が配当を払うんだ?というエキセントリックなテーマも登場します(笑)
これらに用意されるオッズに賭けて、配当を受け取る行為をスポーツベッティングやスポーツベットと言います。
例えば、2倍のオッズに1万円賭けて当たったら2万円が戻ってきます。賭け金を差し引くと1万円の儲け。5倍に5千円賭けて当たったら2万5千円が支払われ、2万円の利益獲得です。
わかりやすいですね。
オッズがどのようなものかをイメージをしていただくために、サッカーの実例を一つご覧ください。
こちらは「ウィリアムヒル」というブックメーカーにて、2018年10月のサッカー日本代表vsウルグアイ代表の親善試合に出ていたオッズ(の一部)です。
この試合は日本が4-3で勝ったため、スコアの予想オッズは「日本 4-3」の項目にある101倍が的中扱い。もしもこのオッズに1万円賭けていたら、101万円の払戻し、100万円の賞金獲得です。1,000円賭けていたら10万円。
賭け金は自分で自由に選べます。最低額は10円程度から、オッズによってはひと勝負100万円超えまで可。
なお、上の画像のなかでは「日本の勝利」のオッズ2.75倍も、「両チームが得点&試合結果」の日本の5倍も、「両チーム得点&引き分けなし」の2.9倍も、賭けていれば当たりです。
とりあえずこの一例で、スポーツベッティングがただ単に勝敗を予想するだけのギャンブルではない、ということがご理解いただけたかと思います。
実際にブックメーカーのサイトを見れば、もっと多彩でおもしろいことが分かります。後ほどご覧ください。スポーツごとにいろいろな切り口の賭け方があり、その数はサッカーだと1500通り以上。野球やバスケも大量。
加えて、試合中にも賭けることができます(後述)
ブックメーカーとは何?スポーツベットとの違いは?
スポーツベッティングとブックメーカーは日本語ではほとんど同じような意味で使用されますが、厳密には異なります。ブックメーカー(Bookmaker)とは、賭けを受ける胴元、業者側のこと。オッズを出して、私たちに賭ける機会を提供しているサイトを指します。
先ほど見ていただいたようなオッズに賭けることをスポーツベッティングと言い、そのオッズを出して賭けを受けているのがブックメーカーです。
ブックメーカーの歴史は古く、誕生は1790年代のイギリス。北東部のニューマーケット競馬場で、ハリー・オグデン(Harry Ogden)という人がレースを対象とする賭け屋を始めたことがきっかけと記録に残されています。
今でも営業している昔ながらのブックメーカー
その後の発展の過程は省略しますが、1990年代後半からインターネットの普及に応じてオンライン化が始まりました。
そして、2010年ごろからはスマホ対応、2014~15年ごろからは仮想通貨を導入するサイトも増えはじめ、常に「ユーザーが遊びやすく」という方向へ進化を続けています。(10年以上プレーしていますが、昔とは比べものにならないほど参加しやすくなりました)
ブックメーカーのサイトを運営しているのは民間企業で、現在ネット上には1000を超えるサイトが存在します。そのそれぞれが、所在地の法律やルールに従って合法的に営業活動しています。
ネットギャンブルは信頼ありきの世界ですから、怪しい業者の参入と不正や詐欺行為を予防するため、運営者は必ず政府管轄の機関による審査を受け、許認可(ライセンス)を取得しなければなりません。また、定期的に第三者期間からの監査も実施されます。
世界各地にあるブックメーカーの営業許可ライセンス発行団体
スポーツベッティングは世界に広がる超巨大産業であり、ブックメーカーのなかには従業員数千名で証券取引所に上場している公開企業や、ビッグクラブのスポンサーとして知名度が高い会社も多数あります。
ブックメーカー企業の例
William Hill | 運営会社:WilliamHill PLC ブックメーカー業界のブランド企業。1934年創業、実店舗経営からスタートし2000年にオンライン化。従業員数は世界各国に15000人以上、2021年4月まではロンドン証券取引所に上場。ヘッドオフィスはロンドン。 |
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Bet365 | 運営会社:Bet365 Group Limited 世界最大のオンラインブックメーカー。2001年創業(前身の実店舗は1974年営業開始)し、ウェブサイト公開。従業員数4000人以上。ヘッドオフィスはイギリス中部のストークオントレント。 |
Sportsbe.io | 運営会社:mBet Solutions NV 2014創業、Sportsbet.ioの公開は2016年。仮想通貨でもプレーできる人気ブックメーカー。ヘッドオフィスはエストニア。従業員数は300人以上。プレミアリーグのアーセナルやサウサンプトン等のスポンサー。 |
オンラインスポーツベットの主な特徴
ここで概要編のまとめとして、インターネットを通じて楽しめるスポーツベッティング(オンラインスポーツベッティング)の主な特徴をご確認ください。
スポーツベッティングの特徴
- 世界中のスポーツに賭けられる
- W杯や五輪(夏季/冬季)も対象
- 政治・芸能などスポーツ以外も対象
- 賭け方の切り口が多彩
- 試合前だけでなく試合中にも賭けられる
- 24時間365日いつでも楽しめる
- プレー資金・賭け金は自由
- スマホ・パソコンでどこでも楽しめる
- 賞金は実際に回収できる
- 仮想通貨が使えるサイトも増えている
世界中のスポーツに賭けることができ、「こんなものまで賭けの対象か?」「こんな切り口の賭けがあるの?」と驚くほどオッズのバリエーション豊富で、スマホやパソコンで24時間365日いつでも場所を問わず楽しめて、当たれば賞金が稼げる。
その賞金は画面上の数字ではなく、手元に現金として回収できる。
これらの特徴を持つのが今日におけるオンラインスポーツベッティングです。
さっそくトライしてみるなら下記のページへ。ビギナーでも使いやすい人気ブックメーカーです。
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フリーベット多数!登録簡単&多機能のSportsbet.io(スポーツベットアイオー)
スポーツベットアイオー(Sportsbet.io)の特徴と、サイトの使い方(登録方法・入金方法・出金方法・賭け方)、ボーナス、機能などをすべて解説したページです。Sportsbet ioの利用前・利用中に、最新情報のチェックに役立ちます。
続きを見る
スポーツベッティングの市場規模と将来性【知識編】
ここからは【知識編】に移ります。
スポーツベッティングの世界について理解を深めていくために、市場規模や関連情報についてご紹介します。
プレーには特に関係のない話なので、やり方について確認するなら【実践編】を先にご覧ください。
世界のオンラインギャンブル市場規模(マーケットサイズ)
近年、オンラインギャンブル(オンラインベッティング)は世界で急速な広がりを見せています。
そもそも、オンラインカジノやオンラインブックメーカーの誕生以後、インターネット上の賭けは一つのエンタメとして認知が進みながら市場拡大し続けてきましたが、2019年のコロナ禍以降は成長が一気に加速しました。
各国のロックダウンによる渡航禁止・外出制限によって従来型のランドカジノが壊滅的な打撃を受ける一方、オンラインカジノを利用するユーザーは急増。実際に、オーストラリアでは2020年4月にオンラインベッティングが67%増加、イギリスでも17.5%の増加したようです。
統計データサイトのStatista.comやFortunebusinessinsights.comによると、全世界のオンラインギャンブルの市場規模は2019年には約589億ドル(約6兆4000億円)だったのに対し、2020年は667億(7兆3000億円)に増加しました。
2021年には741億(8兆1000億)に達する見込みで、以降は毎年約11%ずつ増加して2028年には1580億ドル、日本円で17兆円を超えるとみられています。(2021年2月時点の推定)
スポーツベッティングの市場規模と将来予測
このオンラインギャンブル市場統計は、カジノ、ポーカー、ビンゴ、ロト、スキルゲーム、スポーツベッティングをすべて含んでいます。そのなかで、スポーツベッティングは全体の3分の1以上を占めています。
2020年のオンラインギャンブルのタイプ別シェア(Fortunebusinessinsights.com)
2019年のスポーツベッティングの市場規模は約250億ドル(2兆7000億円)で、今後数年間のCAGR(年平均成長率)は約13%、2026年には590億ドル(6兆5000億円)に達すると見込まれています。
マーケットサイズの計測値・将来予測値は調査会社によって数字が異なりますが、いずれもオンラインスポーツベッティング市場は今後ますます成長するだろうという予測で一致しています。インターポール(ICPO、国際刑事警察機構)による調査では、合法・非合法をあわせると約330兆円とも試算されているようです。
スポーツ・ベッティングの市場(つまり掛け金)はインターポールの調査によれば、裏表合わせて全世界で330兆円。この数字は世界のスポーツ興行(見るスポーツ)市場の総和23兆円の14倍であり、日本のGDPの60%に相当する。
ZakZakより引用
アメリカでのスポーツベッティング合法化と各州の動き
2018年のアメリカでのスポーツベッティングの全面解禁も、市場の成長に大きなインパクトをもたらしました。
アメリカは連邦政府によるプロ・アマスポーツ保護法(PASPA)という法律が1992年に制定され、ラスベガスのあるネバダ州および競馬を除いてスポーツへの賭けは禁止されていました。
しかし、この法律が州自治に反するとして、いち早くスポーツ賭博の合法化を推し進めてきたニュージャージー州が国に提訴。一度は敗れるも、紆余曲折を経て2018年4月に最高裁が違憲判決を下し、PASPAは廃止となりました。
濃い緑が2021年時点のオンラインスポーツベッティング解禁州(actionsnetwork.com)
この判決以後、各州が法整備を進めて2020年時点で20州が合法化し、事業を開始しています。6州は合法化済で事業準備中、さらに20州が合法化へ向けて動いている状態です。
コロナ禍も影響してか、2020年2月のアメフト優勝決定戦「第55回スーパーボウル」は、Draftkingsやfandualなどのサイトを通じて760万人が賭け、43億ドル(4720億円)もの賭け金が集まったようです。これは2019年の数字と比較して63%の増加です。
こうした売上が各州の税収アップや、関連企業へ循環して大きな経済効果を生んでおり、ニューヨーク州でも2022年のスーパーボウルを前に賭けができるように準備中だと報じられています。
スポーツベッティングの日本での解禁と合法化
アメリカの例も含め、世界的にはオンラインベッティングは解禁・規制軟化の方向へ進んでいます。
では日本はどいうかというと、2024年時点で具体的なプランは示されていません。2021年の4月に英紙Financial Timesが「日本は2024年にJリーグとプロ野球でスポーツベッティングの規制緩和か」と報じましたが、なにも進んでいない状態です。
記事では、実際に解禁された場合に年間650億ドル(7兆円)の市場が生まれるとも述べています。この7兆円という数字は、2020年10月にサイバーエージェントも試算しています。
現在、日本国内でスポーツベッティングは解禁されていないものの、アメリカの一部州や、イギリス、イタリア、スペインなど様々な国でスポーツベッティングは認められており、スポーツ産業の収益源の一つとなっているほか、多くの人がスポーツへ関心を持つきっかけとなり、スポーツ振興に大きく貢献しております。今回、当社が推計した日本の市場規模においては、スポーツベッティングの実績をもつ主要国の実績から推計式を作成し、日本の人口及びGDP統計を当てはめることで推計いたしました。その結果、投票券の総売上額においては年間最大7兆円の市場規模となり、これは、国内ですでに親しまれている中央競馬の2019年実績売上の2倍以上の市場規模となります。今後スポーツベッティングが全面的に解禁された場合、選手や団体など、スポーツ産業の新たな収入源となる可能性が見込まれます。
サイバーエージェントより引用
規模の比較対象として、コロナ禍以前の2019年の日本の公営競技、宝くじ、トト、パチンコ等の売上をご覧ください。
競馬 | 約3兆5828億円 |
---|---|
競艇 | 約1兆5342億円 |
競輪・オートレース | 約7245億円 |
宝くじ・toto | 約8869億円(内、totoは938億円) |
パチンコ | 約20兆円 |
公営競技のみを累計すると、約5兆8415億円です。スポーツベッティングが解禁された際の見積もりは、公営競技全体の売上を上回ります。totoの実に74倍の規模です。
FT紙の報道の真偽は不明です。しかし、楽天やソフトバンクなどIT大手各社はすでにすでに競馬や競輪などのプラットフォームを提供しており、楽天の三木谷氏はスポーツベッティングの可能性にも言及しています。また、最近はベンチャープロジェクトも増えつつあります。
日本で唯一英国ベッティングライセンスを保有しているジャングルX社はインプレーベットにおける特許を2021年に取得しました。SNSやモンストで有名なmixi(ミクシィ)も、TipStar(ティップスター)という競輪の中継を楽しみながらベットができるプラットフォームを開発しています。
八百長問題やギャンブル依存症対策など懸案事項も多く残されていますが、日本のスポーツベッティングの今後の動きには国内外から視線が集まっている、といった状況です。
マーケットサイズやトレンドに関して新たな情報があれば上に追記します。定期的にご確認ください。
スポーツベッティングの楽しみ方【実践編】
さて、ここからは最後の【実践編】です。
スポーツベティングのおもしろさや、スポーツベッティングを知ることで得られるメリット、プレーのはじめ方等についてご説明します。
スポーツベッティングの3つの魅力
まずは、スポーツベッティングの何がおもしろいのか?どのような楽しみ方があるのか?を、3つご紹介します。
スポーツベッティングはスポーツ観戦のスパイスになる
スポーツベッティングはスポーツ観戦の最高のスパイスになる。
これが最大のポイントです。
好きなチーム、気になる選手、日本代表などに賭けてから応援すると、勝った時の喜びは何倍も何十倍も味わい深い。試合観戦がこれまでにないような刺激的なものに生まれ変わります。
例えば、サッカーのワールドカップで日本代表に賭け、試合に勝利した瞬間をイメージしてみてください。
あるいは、オリンピックで日本人選手の金メダル予想オッズに賭け、期待どおりにメダルを獲得している姿など。
こちらは、2018年にロシアで開催されたサッカーワールドカップ「日本対コロンビア」の実際の勝敗予想オッズです。
コロンビアは1.67倍、日本は5.5倍。大きな差が付いたこのオッズからは、コロンビアが勝つだろうという評価がうかがえます。
しかし結果は日本が2-1で前評判を覆す大勝利。
仮にキックオフ前にこのオッズに1万円賭けていれば、90分後には5万5000円の払い戻しです。
続いてこちら。
テニスの全米オープン2018女子シングルスの優勝予想オッズです。
大坂なおみ選手は26倍で、上から9番目の評価です。ところが破竹の勢いで決勝まで勝ち進み、最後は優勝本命のセリーナを破って日本人初となる四大大会優勝の偉業を成し遂げました。
大会前に彼女のオッズに1万円賭けていたら、2週間後には歴史的快挙の興奮とともに1万円が26万円になって戻ってきます。
続いてこちらは、ピョンチャンで行われた2018年の冬季オリンピック、フィギュアスケートの優勝オッズです。宇野選手が本命、羽生選手は2番手の2.5倍でした。
羽生選手はケガの影響が心配されていましたが、素晴らしい演技で見事優勝して66年ぶりの五輪連覇を達成しました。
これらの日本代表の勝利や日本人選手の優勝は、熱心なファンではなくても、なんとなく嬉しいですよね。
勝った!優勝した!金メダルを獲得!という結果だけでも十分に感動的で熱くなれます。
しかし、ブックメーカーのオッズへ「賭ける」というアクションを事前に加えることで、配当という実益が自分にも発生するため、感動や喜びが他人事ではなくなります。
コロンビアを破った歓喜に4万5千円プラス、日本人初のグランドスラム制覇に25万円の儲け。賭け金がもっと少なかったとしても、多かったとしても、自分のブックメーカーアカウントに賞金が転がり込む。
具体的な例をひとつ挙げると、2019年8月、あるプレイヤーが「ゴルフの全英女子オープン」の渋野選手の251倍の優勝予想オッズに賭けて500万円の賞金を獲得したようです。(おめでとうございます!!)
自分が応援しているチームが勝つたびに、自分にもいくらかお金が入るとすれば?
スポーツベッティングの世界では、そんな「応援の一環として賭ける」ことを文字どおり「応援賭け」や「応援Bet(ベット)」と呼びます。
応援賭けは、
チームが勝った!
予想が当たった!
賞金ゲット!
という喜びが3つセットでやってくる、スポーツベッティングならではの体験です。
負ければもちろん賭け金は没収されますが、自分が楽しめる範囲でベットしておくことで、スポーツ観戦と応援に一層没入できる。
まさに刺激。まさにスパイス。
これはカジノや宝くじなどの他のギャンブルでは味わえません。
毎日の野球や、毎週のサッカーで地元のチームに賭けて命運を共にし、応援賭けが当たった時にいただくお酒は格別です(笑)
インプレーベッティングで儲けのチャンスは無限大
【概要編】で少し触れましたが、スポーツベッティングは試合中にも楽しむことができます。ブックメーカーは試合中(インプレー中)、その試合の展開・状況に応じてオッズを算出して提供し、私たちは任意のタイミングで賭けることができます。
これをインプレーベッティングやライブベッティング(ライブベット)と言います。
例えばサッカーなら、「次にゴールを決めるチームは?」「誰が決める?」「コーナーキックはあと何本?」「次の5分以内にゴールが入る?」「前半で動くゴール数は?後半は?」など各種オッズが、試合開始から終了までサイト上に並びます。
上の画像は実際のJリーグの試合中の賭け画面です。赤で囲ったところに、後半63分と書かれていますよね。
こちらはテニスのインプレーベット画面。錦織vsジョコビッチ戦の第4セットの途中です。
「次のゲームはどちらが勝つか」「タイブレークはあるか」などいろいろな条件の賭けが並んでいるのを確認できます。
バスケットボール、アメフト、アイスホッケーなどはクォーター単位の結果予想もあり。野球は1イニングごとの勝敗予想、スコア予想、ホームラン予想なども。
これらのライブベットの大きな特徴は、自分の賭けが的中した時点で、試合がまだ進行中でもすぐに賞金が支払われること。賭けが当たった時点で配当がアカウントに入ります。
例えば、サッカーの「前半のみの勝敗予想」で賭けが当たったら、ハーフタイム時点で払戻しです。「次の5分間でゴールは決まるか?」に賭けて実際に5分以内に点が入れば5分後に利益ゲット。
「次のコーナーキックはどちらのチーム?」というオッズでは、賭けた数秒後に決まることもあります。
テニスの場合は、次のセット勝者、ゲーム勝者、ポイント獲得者など選択肢が細かく、「次のゲーム勝者予想オッズ」は数分で決着、「次のポイント予想」は、エースが決まればまさに一瞬で賞金ゲット。
このような短時間で結果が出るオッズに何度も賭けて当て続けたら、試合が終わるまでに大きな利益になっていることも多々あります。
また、試合中にも賭けられるからこそスタジアムやスポーツバーで観戦しながらの賭けは最高です。写真はプレミアリーグの試合をスタジアムで観戦しながら、ハーフタイム中にオッズをチェックしているところ。
仲間と集まってテレビで観戦しながら賭けるのも楽しい娯楽。今後はスポーツ観戦のお供にブックメーカーを。
インプレーベッティングは、選手の動きやリアルタイムの情報に基づいて「こちらの方が調子が良さそうだ!」「そろそろ点が動きそうか!?」などの雰囲気を察知しながら狙えるのがおもしろい。
また、その面白さは「試合前には得られなかった生の情報に基づいて勝敗や展開を判断できる」という、私たち賭ける側に有利なアドバンテージにもなります。
少し視点が変わりますが、インプレーベッティングはスポーツ振興にも間接的に貢献します。
ブックメーカーの立場からとらえると、試合が終わるまで無制限に賭けを受け付ける機会が創設できるため、既存のtotoのような試合前にしか提供できない賭けに比べて圧倒的に大量のベットが集まります。(=大きな売上が生じる)
ここで発生した売上が、関連団体やスポーツチームなどに循環することでスポーツ産業全体が潤います。(各国がスポーツベッティング解禁を目指すのはこのため)
応援賭けもそうでしたが、インプレーベッティングもまたスポーツベッティングでしか味わえない体験。
試合中の無限の賭けの機会は、プレイヤーには稼ぎのチャンスになり、ブックメーカー側には売上のメインコンテンツとなる。さらに、動いたお金は循環してスポーツ産業全体への貢献にもつながる。
今すでに、試合前のオッズに対する賭けが全体の25%、残りの75%がインプレーオッズへの賭けというデータがあるほど普及しています。
プレーをはじめたら、気になる試合の進行中にサイトをチェックしてみてください。
スポーツベッティングは継続的に稼げるチャンス
スポーツベッティングが世界中で人気なのは、応援賭けや特殊なオッズへの賭けが「娯楽・エンターテイメントとしておもしろい」だけでなく「取り組み次第で継続的に稼げるようになる」という可能性を秘めているためでもあります。
この「稼げる可能性」については、ブックメーカーオッズの払戻率が90~98%前後の高水準であること、技術介入性が高いギャンブルだ、ということが関係します。
払戻率とは、賭け金総額のなかで運営者側が私たちに還元する割合を意味します。(還元率も同じ)
専門的な話になりますが、ギャンブルの世界では払戻率が100%に近いほど、賭けられた総額からの運営者によるピンハネが小さい(=客への還元が大きい)、つまり私たちプレイヤーにとって良心的であることを意味します。
ギャンブルごとの払戻率 | |
---|---|
宝くじ | 50%以下 |
競馬・競艇・競輪 | 75% |
ブックメーカー | 90~98%* |
日本のギャンブルを例に挙げると、宝くじやtotoは40~50%、競馬・競艇などの公営競技は、賭け式によって違いますが平均すると75%です。
ざっくり言えば、宝くじは仮に1000億円集まったら「半分は運営の手元に残り、残り500億円が当たりくじの原資」になります。
競馬ならレースごとに25%が自動的に徴収されて、残り75%が投票率に応じて分けられます。
この事実をもっと単純化したら、運営側の天引きが大きいほど「当たりにくい」か「配当が圧縮される」ということ。それがギャンブル攻略において大きな壁となりますが、ブックメーカーは私たちに課されるそのハンデが非常に薄い。
そしてもう一点、スポーツベッティングは極めて技術介入性が高いギャンブルです。
技術介入性とは、自分の判断が結果に関与するかどうか。実力で勝率を高め利益を増やすことができるかどうかを指します。
ルーレットやバカラのようなギャンブルは技術介入性はゼロ。赤に賭けるか黒に賭けるか判断しても、払戻率は動きません。結果は運次第です。
一方のスポーツベッティングは膨大な量の賭けの切り口があり、予想にあわせてオッズを選べるという判断の自由があります。そして、それぞれ払戻率が異なります。
必ず勝者を予想する必要はなく、集めた情報や分析に応じてスコアの予想や点差の予想オッズに賭けるなど、アプローチは自由自在。
選ぶオッズ次第で的中・不的中も、得られる利益も変わってきます。
また、ブックメーカーがスポーツの結果を操作しているわけではないため、インプレーベッティングにおいては彼らがオッズ提示の時点で予期しなかった展開=プレイヤーにとっては美味しいチャンスというものが無数に生じます。
言い変えると、実質的な払戻率が100%を超える(期待値プラス)の状態が頻繁に起こります。
これは、他のギャンブルではあり得ません。
そこに上乗せして、ブックメーカーの賭けが「自分が賭けた時点のオッズで払戻しされる」という特徴も大きい。
日本の競馬は、賭けたあとにオッズが大きく下がってしまって「せっかく的中したのに想定より儲けが少なくなった!」ということがよくあります。
ブックメーカーではその心配は無用です。
自分が賭けたオッズは、後から他のプレイヤーがどれだけ同じものに大金を投じても影響ゼロ。よって、想定利益を考えながら完全にマイペースで取り組むことができます。
競馬も予想力次第でプラスを維持できるかもしれませんが、25%の控除の壁が厳しいのと後からオッズが変わるという点から、ブックメーカーを用いたスポーツベッティングの方がはるかにハードルが低い。
得られる金額が毎月3~10万円ほどの副収入なのか、10~50万円ほどか、100万を超える高額となるかは予算と取り組み方によります。
しかし、スポーツベッティングで生計を立てられるほどの利益を稼ぐプロのプレイヤーも実際に多数います。彼らにとって、スポーツベッティングは一種の投資。(当サイトでは、そうなるための思考や戦略などもプロプレイヤー監修のもとにご紹介していますので、プレーにあたってお役立てください)
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ブックメーカー投資とは何か?スポーツベットで稼ぐための重大な理解【必読】
ブックメーカー投資とは何か?稼げるのか?どんなノウハウ・必勝法・攻略法なのか?などの知識をプロベッター監修のもと解説しています。スポーツベッティングの投資的なやり方・実践にあたっての重要な理解も徹底解説。ブックメーカー投資とは何か知る参考にご覧ください。
続きを見る
ブックメーカーの利用価値
今度は、趣向を変えてブックメーカーのサイトのスポーツファンにとっての実用性、利用するメリットを3つご紹介します。
ブックメーカーは実のところ、「賭けにはそこまで興味はないな…」という人にもかなり便利。
ブックメーカーのサイトでスポーツの生中継を観る
その実用性の一点目は全スポーツファンに嬉しい機能です。
ブックメーカーのサイトによっては、世界中のスポーツの生中継放送(ライブストリーミング)を実質無料で視聴することができます。
上の画像はbet365というブックメーカーのサッカー中継の様子です。
ライブベット(試合中の賭け)のページに併設してあるモニターで試合が配信されています。
ブックメーカーによって多少ルールは違いますが、一般的な視聴条件は無料会員登録して最低金額以上(1000円ほど)の資金をアカウントに入れておくだけ。これで、月額費用や配信料の支払いなどはありません。
つまり条件さえクリアしておくと、実質的には「ブックメーカーのサイト = スマホやパソコンで無料でスポーツを見るツール」として使えます。
サッカー、テニス、バスケットボール、バレーボール、野球、アイスホッケー、Eスポーツなど配信対象は多彩。サッカーでは、イングランドのカップ戦や、スペインのリーガエスパニョーラ、ドイツのブンデスリーガ、イタリアのセリアA、フランスのリーグ・アン、そして各地のカップ戦やチャンピオンズリーグ、ワールドカップといった国際大会など。
テニスなら四大大会を含むほぼすべての大会、バスケットボールはNBAやヨーロッパのリーグ戦など。野球はメジャーリーグや日本のプロ野球も一部の試合が視聴できます。
このスポーツ中継は賭けなくても視聴できるため、スポーツ観戦が好きならアカウントを持っているだけで価値あり。
ブックメーカーのサイトをスポーツの情報収集に使う
2点目は、もう少しコアなスポーツファン向けです。
ブックメーカーのサイトでは、スポーツごとに多様なデータを閲覧できます。
ブックメーカーによっては、サイト内にスポーツデータまとめページがあり、世界中のリーグやカップの順位・結果、今後の予定などをチェックできます。
また、試合ごとのオッズのページでは、事前にその対戦の前情報(開始時刻、開催地、過去の対戦成績、直近の戦績、見込みなど)をチェックできます。
さらに、試合中には、インプレーベッティングのオッズの横に、リアルタイムのデータが並んでいます。
サッカーなら、ボール支配率、シュート数、ファウル数、カード数、コーナーキック数、攻撃回数、出場選手、控え、試合中の出来事、各選手のパス本数、そのほか。
テニスならエース、ブレイク、ダブルフォルトやそのほか。
戦況を数字で確認できるため、試合観戦の補助ツールとしても大いに役立ちます。
ブックメーカーオッズで前評判をざっくり知って話のネタに
3番目の利用価値は実利というより知的好奇心を満たす活用術です。
ブックメーカーのサイトで会員登録をしても、必ず賭けないといけないという強制はありません。
オッズを閲覧するのは自由ですし、オッズは見るだけでも楽しめます。
こちらは、サッカーワールドカップ2014の優勝予想オッズ。日本は126倍でした。
このような優勝予想オッズを開幕前に見ておけば、どのチームが"本命"なのか、誰が"大穴"と評価されているのか?などが一目瞭然。
ブックメーカーのオッズは、
「過去の成績」
「ユーザー達がどのぐらいの金額を賭けそうか」
「何倍なら妥当と感じるか」
などを考慮し、自社に利益が出るようにうまく調整して作られています。
だから、そのような背景を持って発表されるオッズはブックメーカー側とユーザー側の総意をある程度反映したものとも捉えることができるため、前評判や優劣を測る目安になります。
「今回のワールドカップの本命はどこだ?日本は何番手ぐらいだろう?」
「今夜の試合はどっちが格上扱いだ?」
「好きなあの選手が金メダル取る見込みは?」
「今年のアカデミー賞の有力候補は!?」
などなど、もしもあなたにそのスポーツやイベントに関する知識が少なくても、オッズが数字で見込みを代弁するので分かりやすい。
シーズン終了時に見返せば、結果が順当だったか番狂わせだったかがわかります。
オッズを見ているうちにそのスポーツに興味を持って、いつのまにか好きになっているかもしれません。
個人的には、昔「ネイサンズ・ホットドック早食い競争」というイベントに優勝オッズが出ているのを見て、フードファイターの小林尊さんや須藤美貴さんら日本人が第一線で活躍していることを知りました。
世界への視野が広がる、それもブックメーカーがもたらす価値ではないでしょうか。
スポーツベッティングとは?解説まとめ
長文をここまで読んでいただきありがとうございました。
いかがでしょうか?スポーツベッティングとはどのようなものか、ブックメーカーの特徴などはご理解いただけましたか?
最後に改めて、【概要編】でご紹介したオンラインスポーツベッティングの特徴と、スポーツベッティングの3つの魅力、ブックメーカーの3つの利用価値をご覧ください。
スポーツベッティングの特徴
- 世界中のスポーツに賭けられる
- W杯や五輪(夏季/冬季)も対象
- 政治・芸能などスポーツ以外も対象
- 賭け方の切り口が多彩
- 試合前だけでなく試合中にも賭けられる
- 24時間365日いつでも楽しめる
- プレー資金・賭け金は自由
- スマホ・パソコンでどこでも楽しめる
- 賞金は実際に回収できる
- 仮想通貨が使えるサイトも増えている
スポーツベッティングの3の魅力
- スポーツ観戦の最高のスパイス
- インプレーベッティングでチャンス無限大
- 継続的に稼げる可能性も秘めいている
ブックメーカーの利用価値
- スポーツの生中継を実質無料で視聴し放題
- スポーツのデータ収集に使える
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